
以前ブログで「何年か前に日本での猫ちゃんの飼育頭数がワンちゃんのそれをわずかながら上回りました。当院でも猫ちゃんの来院数が全体の4割近くになってきました。」と記事にしました。
それにともなって「猫ちゃんの困った行動」についてもご相談をうける機会が増えてきました。
困った行動といってもそれは人間側から見たもので、猫ちゃんにとっては当然の結果ということが多いです。
猫ちゃんの困った行動は、「猫ちゃん側からしたら人間側が困った行動をするからその結果しょうがなくやってしまうんです」ということになります。
猫ちゃんの困った行動に対しては人間側がその行動(対応)を変えていかなければなりません。
この本は猫ちゃんがどうしてそのような行動をとってしまうのかとその対応方法を漫画で簡潔に説明してくれています。
猫ちゃんの困った行動が20ケース紹介されおり、我々獣医師が普段ご相談をうける内容がほぼ網羅されています。
猫ちゃんの行動で困ったことがあればこの本をまず手に取って見られてはどうでしょうか。
猫ちゃんの生態を理解する一助になるはずです。
※人間を攻撃するなどのシリアスなケースでは行動学専門の獣医師に早期にご相談していただく方が
良いです。