
-無痛性潰瘍 上唇の辺縁部がえぐれています。特に右側で目立ちます-
猫ちゃんの皮膚病であらわれる症状を大きく4つにわけて考えることがありますと10月6日のブログに
記載しましたが、今回は最後の④好酸球性肉芽腫群とよばれる症状の画像です。
聞きなれない言葉ですよね。
体液中には好酸球という成分があるのですが、それが皮膚の様々な場所に集まってきて悪さをします。
「群」となっているのは症状のあらわれかたに何タイプかあるからです。
画像は「無痛性潰瘍」とよばれるタイプで上唇の辺縁に潰瘍をつくります。何故か触ったりしても痛がっ
たりしません。
他には少し混乱するかもしれませんが「好酸球性肉芽腫」とよばれるタイプや「浸潤性局面」とよばれ
るタイプが存在します。
下は画像の写真の猫ちゃんの病理細胞診診断書です。
