みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

RSS

ノミ貧血

カテゴリ : 保護猫応援活動


先月末、1匹の黒猫さんが保護されてきました。

1か月齢くらいの子で見るからに弱っており、血液検査を実施したところ著しい貧血が見つかりました。



ピンクの矢印で示したHCT(ヘマトクリット)という項目に注目してください。これは簡単に言いますと血液の濃さを表しています。

通常は30~50の間くらいになる数字が6.9と極端に下がっており重度の貧血をおこしていることを示しています。

貧血の原因として多数の寄生ノミによる吸血が考えられました。

そこでフロントラインスプレーというノミ駆除スプレーを散布しました。

下はその直後の画像です。



白いタオルの上になにかパラパラ落ちていますよね、駆除されたノミですがこれはほんの一部です。

多数のノミに血を吸われ続けたら子猫では命取りになりかねません。

幸いこの子は診察台の上でもしっかりとフードを食べてくれたので回復の希望が持てました。

鉄・ビタミン剤(血の材料で造血をうながします)のサプリをお渡しし経過観察としました。

それからおよそ2週間後再来院されました。

しっかりと食べてくれていたようで初診時とは違い動きも力強いものでした。



HCTも29.1とほぼ基準値まで回復していました。




2023-08-09 06:00:00

今年も保護猫応援活動

カテゴリ : 保護猫応援活動


本年も保護猫応援活動を続けています。

先日も保護猫さんが連れてこられました。

4匹保護されたうちの1匹を引き取られたとの事でした。元気なキジトラの女の子でした。

保護猫さんで先ず気に掛けるところとしては①食欲、②猫風邪、③寄生虫、④ウィルス感染症と言ったところです。

この子はしっかり食べており、お顔の様子から猫風邪も大丈夫なようです。

ノミやシラミ、耳ダニといった体の外につく寄生虫もいないようです。

ウィルス感染症については猫エイズウィルスと猫白血病ウィルスをもっていないかどうかを心配します。

血液検査キットで調べたところ今のところは大丈夫という判定でした。

当院では保護猫応援活動として身体検査、ウィルスチェック、当分の間のフードの提供(画像の製品です)、ご質問への回答などを無償でおこなっております。

治療が必要な場合は診療代を頂いております。

画像の猫ちゃんは少し軟便の時期があったとのことでしたのでおなかの寄生虫がみつかったわけではないのですが虫下しを投与しました。

この子の翌日にもクロネコさんが保護されてやってきました。




2023-05-31 08:52:37

保護猫にゃんちゅー 経過

カテゴリ : 保護猫応援活動



昨年ブログでお話しさせていただいた保護猫にゃんちゅーのその後の経過報告です。

にゃんちゅーは昨年10月に生後一か月半くらいで保護されました。

保護時右前足は前腕と上腕が皮一枚でなんとかつながっている状態、右後ろ足は太ももから下が完全に無くなっている状態でした。前後とも残っている部分はウジが湧き一部壊死していました。

当時の経過は昨年12月15日のブログ記事を参考になさってください。動画もあります。

治療としては壊死している足を前後とも切断しなければなりません。通常は前足は肩関節から下を、後ろ足は股関節から下を全部切断します。

私はいつも整形外科症例は他院に依頼しておりますが、オーナー様との話し合いで当院で実施させていただくこととなりました。

前後とも一部足を残す方法を選択させていただきました。この方法は上記の方法に比べ簡便に実施できる為です。

ただこの方法は一部残した足を使用してしまい切断面を負傷してしまう、あるいは生涯にわたって服などを着せ切断面を保護するような処置をとらないといけなくなるかもしれないというようなデメリットなどがあります。

にゃんちゅーも、今年3月になり前足の切断面からお汁がにじむようになりクッションなどを付けた服を着せ切断面の保護を試みたりしたのですが最終的には皮膚が破れてくっつかないとう状態になってしまいました。

オーナー様には関節からの断脚が可能な病院での受診をお願いしましたところ、義足の取り扱いもある病院をご自身で探してこられましたので転院をしていただきました。

義足も視野にしばらく通院をされていたようですが、最終的には断脚がベストとの判断になったようです。

先日術後の様子を見せに来てくださいました。写真はその時のものです。

家の中を元気に走り回っているとのことで一安心です。























2022-06-29 09:00:00

保護猫 

カテゴリ : 保護猫応援活動

去年から始めました保護猫応援活動ですが、先日本年度の1匹目の子猫がやってきました。

ダンボール箱に5匹でいたそうでそのうちの1匹を引き取られたそうです。

生後3日目というところでしょうか、へその緒がまだついていました。

連れてこられた方は活動をご存じなかったようですが、哺乳瓶とまだ少し先になりますが必要となってくる離乳食を提供させていただきました。




ミルクは既に購入されていました。



応援活動の詳細は当院ホームページの「保護猫応援活動」のバナーをクリックしてみてください。

「子猫を保護したら」も参考になさってください。


2022-04-20 09:00:00

保護猫 ハルちゃんの息子 ジヴァくん

カテゴリ : 保護猫応援活動


春に妻の友人が保護し以前にブログで紹介をしましたハルちゃんですが、実はその時すでにお腹に赤ちゃんが

一匹いました。 ジヴァくんと名付けられました。

そのジヴァくんがすでに発情行動を見せるようになりました。動画はその時の様子です。

このままですとストレスにもつながりますし、生後9か月も過ぎますとスプレー行為がはじまりますので

先日去勢手術を実施しました。

下の動画はお母さんのハルちゃんが術後のジヴァくんを気にかけているところです。




本年度の投稿はこれが最後となります。来年が皆様にとって良いお年となりますように。
2021-12-29 09:00:00

1 2 次へ

猫のフィラリア症ムービー(リンク先に動画があります)
https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/movie/

  1. 動物園勤務から病院へ
  2. プロフィール
  1. 週齢はどれくらい?
  2. まず行うこと
  1. ワクチン接種
  2. 寄生虫予防
  3. 避妊去勢
  4. デンタルケア
  5. 体重管理・食事管理
  6. 定期健診

詳しくはこちら
診療時間
▼月・火・木・金
早朝 6:00~8:30
午前 9:30~12:30
午後 16:30~19:30
▼土曜日
9:30~12:30
▼日曜日・祝日
午前 9:30~12:30
午後 16:30~19:30
休診日
水曜日
予約診療
昼12:30~夕16:30で要予約
※まずはお電話下さい
診療時間
▼月・火・木・金
早朝 6:00~8:30
午前 9:30~12:30
  予約診療※のみ
12:30~16:30
午後 16:30~19:30
※当日の午前中までのお電話にて予約可能
▼水曜日
予約診療※のみ
8:00~10:00
※前日までのお電話にて予約可能
▼土曜日
9:30~12:30
▼日曜日・祝日
午前 9:30~12:30
午後 16:30~19:30
予約診療
要予約。
まずはお電話下さい。

月・火・木・金
昼12:30~夕16:30
※当日の午前中までのお電話にて予約可能です。

水曜日
8:00~10:00
※前日までのお電話にて予約可能です。