みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

RSS

京都で猫の浮世絵展を見てきました

カテゴリ : その他

先週の土曜日、京都で開催されている猫の浮世絵展に行ってきました。

「昔の人も、やっぱり猫にやられてたんなだな」と感じる内容でした。

「猫は昔から変わらない」

窓辺で外を眺める猫、

遊びに夢中になる猫、

気ままにくつろぐ猫。

描かれている姿は、今の猫とほとんど同じです。

時代が違っても、
猫という生き物の本質は変わらないんやなと感じました。

「猫の行動は、やっぱり理にかなっている」

例えば、窓際で外を見る猫。



これ、単にぼーっとしてるわけじゃなくて、
縄張りの確認でもあり、外の刺激を取り込む行動でもある。

診察していても感じますが、
猫は環境の変化にとても敏感です。

自分のテリトリーを把握しておくことが、
安心して過ごすための前提になっている。

そう考えると、あの「窓際でじっとしている時間」も、
ちゃんと意味のある行動なんでしょうね。

「一番印象に残った落書きみたいな猫」

その中で一番印象に残ったのは、
いわゆる“きれいな浮世絵”ではなく、
完全に落書きみたいなタッチの猫でした。



壁に描いた落書きみたいな、力の抜けた線の猫。

天才バカボンの赤塚不二夫が描いたような猫で、
それが単純におもしろかったです。

「着物と小道具の細かさ」

もうひとつ印象に残ったのは、
着物や小道具の柄の細かさです。

よく「日本人はおしゃれ」と言われますが、
あれは最近の話じゃなくて、昔からそうやったんだなと。

「まとめ」

猫って、昔から猫なんだなとあらためて思いました。

それだけで十分おもしろい展示でした。

※5月10日まで開催されているので、猫好きの方はぜひ。
2026-04-22 05:00:00

猫石と、猫医師

カテゴリ : その他


先日、何気なくネットを見ていて、目に留まった一枚の浮世絵。

歌川国芳の
見立東海道五拾三次 岡部 猫石。

岡部宿に伝わる「猫石」という怪談をもとに描かれた作品だそうです。

※岡部宿に伝わる猫石の実際の写真は、藤枝市公式サイト「ふじえだ東海道まちあるき」に掲載されています。
https://fujieda.tokaido-guide.jp/location/80

夜になると石が怪異に変わる――
そんな話を、国芳は大きな猫の姿で表しています。

石なのか、猫なのか。

少し不気味で、でもどこか愛嬌がある。

ポスターになった小さな額装が販売されていて、
千円と手頃だったこともあり、院内の飾りにでもと思い購入しました。

眺めながら、ふと気づきました。

猫石(ねこいし)。

猫医師(ねこいし)。

同じ音ですね。

猫は本当に静かな動物です。

慢性腎臓病も、膀胱炎も、関節の痛みも、
最初は石のように黙っています。

怪談の石は夜に姿を変えますが、
病気はもっと静かに、ゆっくりと形を変えていきます。

町の猫医師として、
その小さな変化を拾っていけたら。

そんなことを思った夜でした。
2026-02-25 05:00:00

──映画『Flow』を観て

カテゴリ : その他


お正月に、
Amazon Primeで何となく気になっていた
アニメーション映画を観ました。

映画『Flow』という作品です。

動物が出てくるアニメーションです。

正直、最初は「動物のアニメか」
くらいの軽い気持ちでした。

ところが、
観終わってからも妙に頭に残ってしまって、
結局、DVDまで買ってしまいました。

動物アニメというと、
どうしても
「友情」とか
「助け合い」とか
「分かり合う」
みたいな話になりがちですが、
この作品は少し違う印象を受けました。

ペットを飼っている人なら、
一度は思ったことがあると思います。

「この子とは気持ちが通じている」
「分かり合えている」
正直、
そう思いたいですよね。

私も、
飼い主さんがそう感じておられる気持ちは、
よく分かりますし、
それを否定するつもりもありません。

『Flow』に出てくる動物たちは、
一緒に行動し、助け合ってはいますが、
本当にお互いを理解しているかというと、
正直、そうは見えません。

それぞれがそれぞれのままで、
たまたま同じ船に乗り、
同じ状況を生きている。

でも、それで物語は進んでいきます。

日々動物を診ていると、
ときどき思うことがあります。

私たち人間は、
「分かり合えている」と思うことで、
自分が安心したいだけなのではないか、と。

動物の気持ち以上に、
こちらの気持ちを
強く重ねてしまっている場面も、
少なくないのかもしれません。

ただ、これは
「分かり合えていないからダメ」
と言っているわけではありません。

むしろ、
分かり合えていないかもしれないけれど、
それでも一緒にいる
という関係のほうが、
動物との関係としては
自然なのではないかと感じることがあります。

この感覚は、
終末期医療の場面でも、
よく頭をよぎります。

「この選択を、この子はどう思っているのか」
「苦しくないだろうか」
「分かってくれているだろうか」
はっきりした答えが出ることは、
正直ほとんどありません。

それでも、
飼い主さんは悩みながら、
決断をされます。

『Flow』の動物たちも、
言葉で分かり合うことはありません。

でも、
同じ時間を過ごし、
同じ状況の中にいます。

それを見ていて、
動物との関係は、
本当はそれで十分なのかもしれない、
そんなことを考えました。

「分かり合っている」と
言い切れなくてもいい。
一緒にいることを選び続ける。

そんな関係のほうが、
案外、良いのかな、
と思うことがあります。
2026-02-04 04:00:00

A Little Prayer for Every Cat and Every Pet ─ 新しい年の祈りと “I Say a Little Prayer”

カテゴリ : その他

 


本年もよろしくしお願いします。

年が改まると、診察室の空気がほんの少し澄んで感じられます。

その静けさの中で思い浮かぶのが、“I Say a Little Prayer”

大げさではない、そっと寄り添う祈りのようなその曲は、
猫ちゃん達と向き合う時間の中に流れている“静かな願い”とどこか重なります。

私は今年も、一匹一匹の猫ちゃん、ワンちゃんに、
小さくても確かな祈りを込めて向き合いたいと思います。

痛みのある子には、痛みがやわぐ未来を。

不安を抱えた子には、安心して眠れる夜を。

迷いの中にいる飼い主さんには、心を支える光を。

それらは大きな言葉ではなく、
“little prayer” と呼ぶほうが似合うほどの静かな願いです。

どうか、今年一年が、
あなたと、あなたの大切な仲間にとって、
穏やかで、あたたかい幸福の積み重ねとなりますように。

追記
この曲を最初に知ったのはアレサ・フランクリン版でしたが、
ジュリア・ロバーツ主演の映画で使われたアカペラ+ピアノ伴奏のシーンを観て以来、いまはそのバージョンで脳内再生されます。
2026-01-07 06:00:00

冬になると“つづれおり”を聴きたくなる理由と、窓辺の猫の話

カテゴリ : その他


今日はクリスマスイブですね。

冬になると、なぜかキャロル・キングの1971年のアルバム『Tapestry(つづれおり)』を聴きたくなります。

特別な季節のアルバムというわけではないのに、静かな空気にしっくり馴染みます。

このアルバムのジャケットには、
キャロル・キングの足元で、窓辺に座る一匹の猫が写っています。

体は横向きで、顔だけこちらを向けて、少しいぶかしそうに見ている猫です


年齢はよく分からないのですが、毛質のせいか、どこか年寄りの猫にも見えます。

この季節、ああいう味のある表情をする猫を見かけることがあります。

冬の光が差し込む診察室で、
緊張しながらもこちらをそっと伺う猫の視線が、
あのジャケットの猫と重なることがあります。

アルバムの中で、好みの曲は
**2曲目の「So Far Away」**と
**3曲目の「It’s Too Late」**です。

「So Far Away」は、離れている誰かを思う曲ですが、
診察が終わった夜に聴くと、
遠くへ引っ越していった猫のことを思い出します。

「It’s Too Late」は、
戻らないものを受け止めながら、
それでも静かに前に進んでいくような曲です。


午後の静けさの中で小さく流していると、
猫の治療や老猫のケアについて、落ち着いて考えられる気がします。

猫と暮らしていると、
冬は特に、穏やかな時間が部屋の中にゆっくり流れます。

ヒーターの前で伸びている姿や、
布団に潜り込んで眠っている姿など、
どれも静かで、どこか温かい景色です。

『Tapestry』を聴いていると、
そうした冬の静けさと不思議に調和します。

来年も、ジャケットの猫がそうであるように、
猫たちが安心して身を置ける場所が、
それぞれの暮らしの中にあればいいなと思いながら、
診察の合間にそっと流しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年も残すところ、あとわずかとなりました。

本年のブログ更新は、今回が最後となります

大きなトラブルもなく、年内の診療を無事に終えられそうです。

日々の診療を支えてくださった皆さま、そして犬や猫たちに、心より感謝申し上げます。

年内の通常診療は、12月30日(火)午前中までとなります。

新年は、1月4日(日)より診療を再開いたします。

12月31日から1月3日までは休診となりますが、
午前中は病院に待機しております。

一人で対応できることには限りがありますが、
犬・猫の体調でお困りのことがありましたら、どうぞお電話ください。

状況をお聞きしたうえで、可能な範囲での対応についてご案内いたします。
寒さの厳しい時期です。

皆さまも、犬や猫たちも、どうか穏やかな年末年始をお過ごしください。
2025-12-24 06:00:00

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 次へ
  1. 週齢はどれくらい?
  2. まず行うこと
  1. ワクチン接種
  2. 寄生虫予防
  3. 避妊去勢
  4. デンタルケア
  5. 体重管理・食事管理
  6. 定期健診

詳しくはこちら
診療時間
▼月・火・木・金
早朝 6:00~8:30
午前 9:30~12:30
  予約診療※のみ
12:30~16:30
午後 16:30~19:30
※当日の午前中までのお電話にて予約可能
▼水曜日
予約診療※のみ
8:00~10:00
※前日までのお電話にて予約可能
▼土曜日
9:30~12:30
▼日曜日・祝日
午前 9:30~12:30
午後 16:30~19:30
予約診療
要予約。
まずはお電話下さい。

月・火・木・金
昼12:30~夕16:30
※当日の午前中までのお電話にて予約可能です。

水曜日
8:00~10:00
※前日までのお電話にて予約可能です。