
腎不全の治療で通院されているシャム猫さんです。
シャム猫さん最大の特徴はポイントカラーと呼ばれる体の先端部分が濃くなる独特の配色ですよね。
耳や顔の先端、写真には写っていませんが足や尾の先端が体の他の部分に比べて濃い配色となっています。
これは体温と関係しています。シャム系の猫さんは体温の高い個所ではメラニン細胞の働きを抑えてしまう遺伝子をもっています。
耳や顔、足や尾の先端は体温が低いためこの遺伝子が働かずメラニン細胞により毛色が濃くなり、体温の高い他の体の部分はメラニン細胞が働かず毛色が薄くなります。
シャム猫さんは生まれてくる時には全身白色です。お母さんのおなかの中は暖かいからです。成長に伴い
ポイントカラーが現れてきます。
そこでクイズです。この遺伝子の働きによりもう一つシャム猫さんの特徴が現れる個所があります。
何処かわかりますか?

答えはブルーの瞳(虹彩)です。
虹彩は開いたり閉じたりして目に入ってくる光の量を調整しています。
目の中も暖かいのでシャム猫さんの虹彩ではメラニン細胞が働かず色が薄くなります。
ブルーに見えるのは空が青く見える理由と同じだそうです。
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