
ある日「何日か前から食が進まなく顔が腫れているようです」との相談を受けました。
触診してみますと右のほっぺたのあたりが五百円玉くらいの範囲でプヨプヨに腫れていました。

毛を刈った画像です。

針を刺し注射器で吸ってみると膿でした。

このような時は腫れたところを少し切開し膿を出し洗浄します。
切開部が直ぐに閉じてしまうと再び膿がたまってしまうので一番上の画像のようにドレーンと呼ばれる
管を数日間入れて置き膿が排出されるようにしておきます。
この猫ちゃんは膿を出してあげると次の日から食欲が回復しました。
4日後にドレーンを抜きました。

それからおよそ1週間後の画像です。切開部の穴も閉じ腫れもなくなっていました。
