みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

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わん

カテゴリ : その他


保護猫クロちゃんが無事退院し妻の友人宅へ帰っていきましたと先々週のブログで話題にしました。

その友人宅には先住猫ハルちゃん、その息子の君ジヴァ君、シェルティのチヨちゃんがいます。

いずれもブログで話題にしたことがあります。ハルちゃんも保護猫で保護時おなかの中には既にジヴァ君がいました。

このジヴァ君ですが千代ちゃんによくついて回りいろいろ同じことをするとのことです。

チヨちゃんがレタスやキャベツを食べていると一緒になって食べたりするそうで、とうとう「わん」と鳴くようになったとのことで上の動画が送られてきました。

う~ん、確かに「わん」と鳴いていま・・すね。

レタス動画




2023-09-06 09:00:00

猫の歯肉口内炎

カテゴリ : その他


7月5日のブログで紹介しました保護猫クロちゃん(妻の友人が保護しました)ですが、先日退院していきました。

健康チェックのため病院でお預かりし当初は経過観察を1週間くらいおこない帰す予定でした。

たた色々ありその期間が1か月半近くになってしまいました。

一つは食欲は示すのですがなんとなく食べ方がおかしく、途中で食べるのを休憩する事でした。

それで口を開けてなかを覗いて見たときの画像が上のものです。

本来薄いピンク色の「のど」の入り口が真っ赤に炎症をおこしています。

歯肉も炎症を起こしていました。



食べる時にフードが炎症部にあたり痛いので食べ方がゆっくりになっていたのでしょう。

歯肉口内炎と診断しました。

治療としてはさまざまな方法があり大きく分けて内科療法と外科療法にわかれます。

内科療法は抗炎症薬や抗生剤、インターフェロンというお薬で炎症を抑えていきます。

外科療法は炎症の刺激となってしまう歯を一部あるいは全部抜いてしまうという方法です。

抜歯の理由は歯はバイキンや汚れが付着し炎症刺激の温床となってしまうからです。

ただいきなり歯を抜くということはなかなかできず、まずは歯のおそうじ(歯石・歯垢除去)をしたり内科療法からということが多いです。

今回もステロイドと抗生剤、インターフェンαというお薬の投与から治療を開始しました。

治療開始直後から休憩することなくスムーズに食べるようになりました。

猫の歯肉口内炎にはエイズウィルス、白血病ウイルス、カリシウイルス、ヘルペスウイルスといったウイルスの関与が指摘されておりその中でもカリシウイルスが原因となっていることが多いようです。

これらのウイルス感染があると抵抗力を下げる作用のあるステロイドの投与は慎重にしなければなりませんがエイズウィルス、白血病ウイルス、カリシウイルスは検査を行ったのですが陰性でした。

下はカリシウイルスの検査結果です。結果は陰性でした。




内科療法で痛みを感じず食べだしてくれたことは良いことなのですが、ステロイドの使用はさまざまな弊害(クロちゃんにも現れました)もあることから現在は早期の段階からの外科療法の選択も視野に入れた方が良いようです。

妻の友人にも自宅に連れて帰りクロちゃんが新しい環境になれてきた頃を見計らって、歯科専門医を受診し外科適応かどうか判断を仰ぎましょうと伝えています。

クロちゃんに現れた弊害については次回お話します。





2023-08-16 09:00:00

クロちゃん合流

カテゴリ : その他


2021年9月 

縄張りにしている公園で綺麗なお姉さんと犬に遭遇。

勝手に「クロちゃん」などと言ってやたら愛想を振りまいてくるので「にゃぁーん」とひと鳴きしてあげると喜んでいる。

次に会った時にお姉さんの手には美味しいそうなにおいの何かが、それをペロペロなめとってあげるとまた喜んでいる。

2022年10月

仲良くはなっていたがまだ心は許していない。ただ二人が誘ってくるのでついて行ってみることに。二人の縄張りを発見。

二人がしきりに縄張りに入ってくるように誘ってくる、だいぶ寒くなっていたので中に入ってみたかったが何かの罠かもしれないので遠慮しておく。

それからしばらくして訪ねてみると二人の縄張りのすぐ外に雨風・寒さのしのげる寝床とごはんがこれは良い。

二人が頻繁に話しかけてくる、最初から感じてはいたが悪い奴らではなさそう。

2023年3月

訪問するたびに二人が縄張りの中から呼んでくる。

好奇心もありある日、意を決して縄張り内にほんの少しだけ入ってみる。しばらく滞在しているとお姉さんが縄張りへの入り口を閉めて退路を断とうとしてくる。ただ自分からするとお姉さんの動きはあまりにもスローなので余裕で脱出。

それからは暇があれば二人の縄張り内に足を踏み入れるようになった。ただ何故かお姉さんはその度に退路を断とうとしてくるがやはり余裕で脱出、それはそれでおもしろかった。

2023年6月27日

いつものようにお姉さんをからかってやろうと縄張り内に侵入。しばらく相手をしていると

いつもは退路を断とうとするだけのお姉さんが、この日は抱きかかえようとしてきた。

少し油断していたのといつもとはちがうお姉さんの行動にびっくりしてしまい脱出経路を誤り近くにあった箱に入ってしまった。

入った途端、箱の前面が閉じられどこかに連れてこられた。

箱から出されると初老のおじさんに「クロちゃん、こわくないよー、がんばろうね」などと似合わない猫なで声をかけられながらあちらこちらを調べられました。


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妻の友人が2年越しで黒猫を保護しました。

その公園には他にも地域猫が暮らしているそうですが、クロちゃんはどの子よりも人懐っこかったようです。

触れ合っているうちに段々おうちに迎え入れてあげたいという気持ちになっていったそうです。

ただ地域猫ですのでやはりそれなりの警戒心がありいきなり連れて帰ることは難しく、まずは時間をかけてでも信頼関係を築くことを優先したとの事です。

それで今年の6月27日にいつものように自宅へ入ってきたところを、思い切って抱っこしてみようしたら近くに置いてあったキャリーケースに偶然入り込んだそうです。

現在、健康チェックのために当院でお泊りしているのですがとても穏やかな性格の猫ちゃんです。
        


2023-07-05 09:00:00

当院最高齢猫 22歳

カテゴリ : その他



先日ある猫ちゃんのオーナー様に「〇〇ちゃん頑張ってくれてますね」と声をかけると嬉しそうに「そうなんです、もう少しで20歳になります。それまで長生きしてくれたらよいのですが」と返答がありました。

その猫ちゃんは大きな病気をもっており二次病院で診察をお願いした事もあるのですが、その時はここまで頑張ってくれるとは考えていませんでした。

オーナー様の愛玩動物への意識の向上、診断技術や治療法の進歩により年々平均寿命が延びてきています。

私の個人的な感覚になりますが以前(少しあいまいな表現ですが)も20歳の猫ちゃんやワンちゃんはちらほら見かけましたが、15歳前後が平均寿命で17~18歳で凄い長生きというイメージでした。

それがここ数年は17歳前後が平均寿命で20前後の子も普通に増えてきたという感じです。

画像の猫ちゃんは現在私が診察させていただいている猫ちゃんたちの中で最高齢の子で2001生まれの今年22歳になります。

持病があり月に2,3度来院されるのですがオーナー様も80代後半の女性でご高齢です。

乳母車に乗せられて連れて来られるのですが、その姿ににいつもほっこりさせられます。
















2023-06-28 07:15:44

ニャン学 動物行動学+猫マンガ

カテゴリ : その他

  
以前ブログで「何年か前に日本での猫ちゃんの飼育頭数がワンちゃんのそれをわずかながら上回りました。当院でも猫ちゃんの来院数が全体の4割近くになってきました。」と記事にしました。

それにともなって「猫ちゃんの困った行動」についてもご相談をうける機会が増えてきました。

困った行動といってもそれは人間側から見たもので、猫ちゃんにとっては当然の結果ということが多いです。

猫ちゃんの困った行動は、「猫ちゃん側からしたら人間側が困った行動をするからその結果しょうがなくやってしまうんです」ということになります。

猫ちゃんの困った行動に対しては人間側がその行動(対応)を変えていかなければなりません。

この本は猫ちゃんがどうしてそのような行動をとってしまうのかとその対応方法を漫画で簡潔に説明してくれています。

猫ちゃんの困った行動が20ケース紹介されおり、我々獣医師が普段ご相談をうける内容がほぼ網羅されています。

猫ちゃんの行動で困ったことがあればこの本をまず手に取って見られてはどうでしょうか。

猫ちゃんの生態を理解する一助になるはずです。



※人間を攻撃するなどのシリアスなケースでは行動学専門の獣医師に早期にご相談していただく方が
 良いです。







2023-06-21 09:00:00

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猫のフィラリア症ムービー(リンク先に動画があります)
https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/movie/

  1. 動物園勤務から病院へ
  2. プロフィール
  1. 週齢はどれくらい?
  2. まず行うこと
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