くぬぎ(手前) なっとう(奥)
先月参加した猫のセミナーで講師の先生が興味深いアンケート結果を紹介されていました。
家族>犬 猫>家族
日本ペットフード協会が2021年におこなったアンケートで
「生活に喜びを与えてくれる存在は」という設問に対して「家族」、「ペット」、「心身の健康」
「趣味」、「お金」、「食」、「友人」、「仕事」、「自然」、「芸術」、「この中にない」から
選択する形式でした。
結果ですがワンちゃんの飼い主の1位は家族で2位が犬、猫ちゃんの飼い主の結果は1位が猫で2位が家族でした。
これはトータルの結果で年代や家族構成によって順序は入れ替わります。また「存在は?」ではなく「モノは?」と問いかけていたら趣味や食などが上位にきていたのかもしれません。
このアンケートの結果と一緒に講師の先生が話されていたのは、メモを取りながら聴いていましたので私が真意を間違って捉えてしまっているかもしれませんが「飼い主様はワンちゃんや猫ちゃんを家族以上、まるで神様でもあるかのように考えているようなところがあるのでは」という事でした。
これは日々診察をしていますと私も感じていた事で特に猫ちゃんの飼い主様にその傾向が強いように思います。
みんながみんなではありませんがワンちゃんの飼い主様はやはり自分がリーダーという立場を明確にし毅然と接しておられる方が多く見受けられるのに対し、猫ちゃんの飼い主様はそのほとんどの方がいわゆるねこなで声で接しておられます。
これは群れなくてリーダーを必要としない猫ちゃんの生態を考えると当然の事のように思われますが、自分(飼い主様)と猫ちゃんは対等の立場なんだと考えればねこなで声は必要ないはずですが、でもどうしてもねこなで声になってしまいますよね。
妻も「私は猫のしもべ」と日々言っています。
このアンケート結果は日本ペットフード協会のホームページで見ることができます。