みなさん飼われている猫ちゃんの「もよう」を表現できますか?
日本猫だとキジトラ、サバトラ、茶トラ、白、黒、サビ、三毛なんてよく言われますよね。
あと私だけかもしれませんが、
トラ猫でお腹の部分が白いとキジトラ腹ジロとか茶トラ腹ジロ、
白い部分が占める割合が多くなってきたら黒のブチとか茶色のブチ、
口周りから鼻筋にかけて白いとハチワレの黒
などと表現していました。
人によって表現は様々で少し混乱しますよね。
この本はその混乱を解決してくれるかもしれません。
と言いつつ混乱したことが少しありました。
この本では大まかに猫ちゃんの「もよう」が11通りに分けられています。
キジ、白、黒、茶、黒ブチ、茶ブチ、キジブチ、黒二毛、キジ二毛、黒三毛、キジ三毛です。
簡単な遺伝学も含めてどうしてそのような「もよう」になるのか解説をしてくれています。
それで私が少し混乱した事は「キジ」の意味するものです。
この本では「キジ」という言葉は「色」と「しま模様」の二つをいっしょに表現しています。
「雉(キジ)のような色でなおかつしま模様」と言うことです。
私は今まで「キジ」は「色」だけを表現する言葉として用いていました。「しま模様」は「トラ」の方で
表現していました。
ですのでこの本では私が今までキジトラ、サバトラと表現していた猫ちゃんも単に「キジ」となります。
キジトラに色をうすくする遺伝子が働いた猫ちゃんがサバトラとなるようです。
ちなみにこの本でいうところの「キジ」は英語で何と表現するのでしょうか?
正解は「マッカレルタビー」です。「マッカレル」は「サバ」、「タビー」は「しま模様」を意味しま
す。
私がキジトラと表現していた猫ちゃんも英語では「マッカレルタビー(サバシマ)」となります。
余計に混乱させてしまいましたか?
そのような方は是非本書を読んでみてください。