
採血というと一般的には注射器についた針を血管に刺してというイメージが浮かぶと思います。
糖尿病の患者さんはご自宅で必要な時に血糖値を測定できたほうが良いのですが、注射器を利用してとはなかなかいきません。
そこで利用されているのが下の写真のような簡易検査キットです。

こちらも注射針は使うのですが針先を耳の辺縁に透けて見える細い血管に刺します。


そうすると一滴ほど血がにじみ出てくるのですがそれを利用します。

キットに装着した試験紙の先端を血に触れさると血がしみこみ検査結果が表示されます。

院内では糖尿病の治療に使うインシュリンの注射量を決定する時に利用したりします。
インシュリンは血糖値をコントロールするお薬ですが猫ちゃんにより適した量が違ってきます。
少ないと効果がありませんし、多いと低血糖症という命にかかわる怖い状況になってしまいます。
そこでインシュリンの注射量を決めるために朝ごはんのあと猫ちゃんをお預かりします。
当院では主に9時頃にインシュリンを注射し1時間~2時間間隔で午後の診察時間が終わるころまで血糖値を
測定しその注射量で合っているかを観察していきます。
その時にこの簡易検査キットを利用しています。
ただ何回か針を猫ちゃんに刺さないといけないので最近は下の写真のような連続血糖測定キットが利用されるようになってきました。
5百円玉くらいの大きさのセンサーを猫ちゃんの皮膚に張り付けておきます。このセンサーに専用の読み取り器を近づけると、過去8時間の血糖値の動きが瞬時にグラフで示されます。


猫ちゃんが何回も痛い思いをせずに済みます。