2021年9月
縄張りにしている公園で綺麗なお姉さんと犬に遭遇。
勝手に「クロちゃん」などと言ってやたら愛想を振りまいてくるので「にゃぁーん」とひと鳴きしてあげると喜んでいる。
次に会った時にお姉さんの手には美味しいそうなにおいの何かが、それをペロペロなめとってあげるとまた喜んでいる。
2022年10月
仲良くはなっていたがまだ心は許していない。ただ二人が誘ってくるのでついて行ってみることに。二人の縄張りを発見。
二人がしきりに縄張りに入ってくるように誘ってくる、だいぶ寒くなっていたので中に入ってみたかったが何かの罠かもしれないので遠慮しておく。
それからしばらくして訪ねてみると二人の縄張りのすぐ外に雨風・寒さのしのげる寝床とごはんがこれは良い。
二人が頻繁に話しかけてくる、最初から感じてはいたが悪い奴らではなさそう。
2023年3月
訪問するたびに二人が縄張りの中から呼んでくる。
好奇心もありある日、意を決して縄張り内にほんの少しだけ入ってみる。しばらく滞在しているとお姉さんが縄張りへの入り口を閉めて退路を断とうとしてくる。ただ自分からするとお姉さんの動きはあまりにもスローなので余裕で脱出。
それからは暇があれば二人の縄張り内に足を踏み入れるようになった。ただ何故かお姉さんはその度に退路を断とうとしてくるがやはり余裕で脱出、それはそれでおもしろかった。
2023年6月27日
いつものようにお姉さんをからかってやろうと縄張り内に侵入。しばらく相手をしていると
いつもは退路を断とうとするだけのお姉さんが、この日は抱きかかえようとしてきた。
少し油断していたのといつもとはちがうお姉さんの行動にびっくりしてしまい脱出経路を誤り近くにあった箱に入ってしまった。
入った途端、箱の前面が閉じられどこかに連れてこられた。
箱から出されると初老のおじさんに「クロちゃん、こわくないよー、がんばろうね」などと似合わない猫なで声をかけられながらあちらこちらを調べられました。
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妻の友人が2年越しで黒猫を保護しました。
その公園には他にも地域猫が暮らしているそうですが、クロちゃんはどの子よりも人懐っこかったようです。
触れ合っているうちに段々おうちに迎え入れてあげたいという気持ちになっていったそうです。
ただ地域猫ですのでやはりそれなりの警戒心がありいきなり連れて帰ることは難しく、まずは時間をかけてでも信頼関係を築くことを優先したとの事です。
それで今年の6月27日にいつものように自宅へ入ってきたところを、思い切って抱っこしてみようしたら近くに置いてあったキャリーケースに偶然入り込んだそうです。
現在、健康チェックのために当院でお泊りしているのですがとても穏やかな性格の猫ちゃんです。