新しく当院のスタッフに加わった保護猫ボーイ君ですが、我が家で引き取る事が決まった時に改名をしていました。
ボーイ君のままでも良かったのですが、名前を考えるって先ず最初の楽しみじゃないですか、また名前を付けることでその子に対しての責任感や愛情がいっそう高まったり、何よりも家族になったって感じになりますよね。
唐突ですが「キャッツ」ってものすごく有名なミュージカルをご存じだと思います。
その冒頭で「猫には3つの名前が必要なんだ~」って唄われています。
上の画像はその原作となった詩集ですがそこから引用しますと
最初に
「まずは、家族が毎日使う名」が必要とあります、普段の呼び名ですね。
それで考えました三日三晩、 お待たせしましたそれでは発表します、ジャックと名付けました。
英語表記でJack、フランス語表記でJacques スペイン語でJacobo アラヤーラム語表記で
ജാക്ക്たまたまローリングストーンズのジャンピン・ジャック・フラッシュという曲が流れていたのでそこから貰いました。
余談ですが「ジョジョの奇妙な冒険」という大好きな漫画にこういう名前のスタンドがいまし・・・マニアックになるのでやめておきます・・・。
それで後に気づいたことなんですが、妻に「お互いの独身時代も含めて家族となった猫の頭数を数えるとちょうど11匹目になるからそれも理由ににできるよね。」と話すと、「ケンタ(私たちが結婚したあと妻の実家で飼われるようになった猫)も入れたげて、そうしたらジャックは12匹目」と言われこの理由は却下されました。
次に詩集には
「猫様には、もうひとつ格別の名前が必要だ。いっぷう変わっていて、しかも、威厳のある呼び名がね。」とあります。
これはいわゆる二つ名の事かなと個人解釈しています、独眼竜とかオルレアンの乙女とかフテーンのって言うアレです。
ちなみに好きだったプロレスラーは不沈艦 スタン・ハンセンで・・・
で考えました、少しひねってフランス語です。
ではこちらも発表します、二つ名は irre'sistiblement(イレジスティブルモン)です・・皆さん何のことだか?ってなりますよね
「あらがえない」とか「どうしようもない」と言う意味だそうです。
こう言うタイトルの曲がフレンチポップにあるのですが、皆さんも一度は耳にしたことがあると思います、その邦題タイトルを知ると、「あっなるほどね」と思っていただけるはずです。
人?猫?呼んでJack The ” Irre'sistiblement” 英仏混合で語法的に合っているのかどうか分かりませんがその心は「抵抗不能猫(あらがう事あたわずの猫) ジャック」 ジャックの魅力には誰もあらがえない、誰もがジャックにひきよせられるといったところです・・・
すみません手前味噌が過ぎました。
曲を貼っておきますね、猫ちゃんには賑やかすぎかな
最後に
「待てよ、まだまだ、三つめの名前が残っていた。それは、誰にも当てられぬ、人間様には思いもつかない名前ばかり。猫にはちゃんと、わかっていても、絶対打ち明けたりしないもの。」とあります。
これは猫自身が自分で付けた名前ですね。
猫ってじっと物思いに耽っているじゃないですか、作者が言うにはあれは自分の名前を考えているんだそうです。
いつか皆さんの猫がこそっりとあなたにだけ名前を打ち明けてくれるといいですね。
※ブログタイトルは詩集の第一編目の詩のタイトルです