
クロちゃんは以前にも2回ブログに登場してくれました。
腎臓リンパ腫のため約1年間にもわたる抗がん剤療法が必要だったのですが、頑張ってくれた甲斐がありリンパ腫は良くなりました。
現在は治療終了後半年ほど経ちます。もとから軽度の腎機能の低下があったため、抗がん剤投与中から腎臓への負担軽減目的で療法食を処方していました。
腎機能の低下が軽度であったため療法食が必須であったというわけではありませんが、オーナー様ができることはしておきたいというお考えの方であった事とクロちゃん自身も療法食を受け入れてくれたので処方していました。

ただ一定期間が過ぎると飽きが来てしまうので3種類の療法食をローテーションを組んで与えてもらったりしていました。
抗がん剤投与終了後は療法食に加え、腎機能の低下を抑制する作用のあるお薬や腎機能の低下によっておこる貧血やカリウムの減少をお補うお薬、高血圧のお薬も飲んでもらっていました。
ただ最近オーナー様から「段々食べなくなってきた。全く食べない日もある。」とのお話がありました。
リンパ腫の再発を疑いエコー検査をしましたが問題はありませんでした。血液検査でも腎機能の低下が進んでいるようには見えませんでした。ただ体重の減少が認められました。
どうしたものかなぁと頭を悩ませていますと「私たちの食べているものには興味を示しているようだ」とのお話がありました。
クロちゃんの年齢から残りの寿命を考えた場合、「そんなに長期間はないだろう、その期間嫌いなフードをいやいや食べて過ごすよりも腎臓には良くないかもしれないけれど美味しいものを食べた方が幸せなんじゃないかな、何よりも食べなくて痩せてしまっては本末転倒になってしまう」と考え賛否あるかと思いますが多少味が濃ゆくても好きなものを食べさせてくださいとお伝えました。
フード内容を変更してから数日後「食べてくれるようになった」との連絡がありました。