みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

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猫たちの聖夜

カテゴリ : その他



もう直ぐクリスマスですよね、この時期は街のいろいろな場所が飾り付けされていていくつになってもウキウキします。

それで何かクリスマスにちなんだ話題はないかなぁと思いを巡らせていたらふとこの本のタイトルが浮かんできました。

「猫の事件は猫が解く」の帯の言葉に惹かれて購入しました・・・25年くらい前に。

人間社会でおこった事件に対して猫が探偵(人間)に事件解決のヒントを与えるていくというスタイルではなくて、猫そのものが猫社会の中でおこった事件を解決していきます。

で数ページ読んでそのまま四半世紀・・・・放置、今回一気に読破しました。

帯に連続猫殺し事件とありますので「猫ちゃんが何匹か死んでしまうんだろうなぁ」と分かってはいたのですが、それでもミステリーにはユーモアミステリー・バカミステリーというジャンルがあり猫が主人公だし、聖夜だしまあどこかほのぼのとした感じで物語が展開していくのだろうなぁと考えていました。

が「羊たちの沈黙」ばりのサイコサスペンスでした。

この本の作者は猫の行動学の本も執筆されているような方で、正確に猫の生態が描写されておりその箇所はユーモラスです。

ですが「スプラッター」な描写もありとても猫好きな方に率先してしかもクリスマスに勧められるものではありません。

私は職業柄なんとか大丈夫でしたが・・・

「組織接着剤」という傷口をふさぐ接着剤が物語上重要な核になります。



猫好きには辛い描写もありますがミステリーとしてすごく面白いです。

ミステリーって最終章で犯人の心情が明かされますよね、探偵からであったり犯人自らであったりさまざまですが。

その犯人(犯にゃん)の心情を聞いていると毎日猫と接しあるいは暮らしている者としてはその言葉が胸に突き刺さり重い気持ちになりました。

でも安心してくださいその重くなった気持ちもエピローグでの主人公探偵猫の言葉が前向きなものにしてくれます。

どうです読みたくなりましたか、僕は第2弾「猫たちの森」も購入していますのでお正月にでも読もうかな。
2023-12-20 08:00:00

歯石

カテゴリ : その他

猫ちゃんの歯石取りをしました。

歯医者さんで歯のクリーニングを受けた経験のある方ならご存じだと思いますが、超音波スケーラーと呼ばれる器具を使用して行います。

超音波の力で歯石を破壊していきます。

人間であれば「お口を開けてください。もう少し上を向いてもらえますか。」ですむのですが、ワンちゃん猫ちゃんではそうはいきませんので麻酔をかけて行います。

気管チューブと呼ばれる管から麻酔ガスと酸素を肺に送り眠ってもらっている間に行います。

画像の猫ちゃんは1歳9か月でかなり若い子なのですが既に立派な歯石が上の奥歯に出来上がっています。

また歯石の上の歯肉は赤く腫れ歯肉炎を起こしています。

わかりやすいように歯石をオレンジ色で塗ってみます。



歯石は放置された歯垢が硬くなったものです。

歯垢とは食べかすをエサに増殖したお口の中にいるバイキンの集まりでヌルヌル、ネバネバしています。

歯垢は放置されると最短3日間で歯石になるといわれていますのでワンちゃん、猫ちゃんは3日に1回は最低限歯磨きをしたほうが良いと言われています。

歯垢は歯磨きで取れるのですが歯石になってしまったものは取れません。

歯垢チェッカーで歯垢の状態もチャックしてみました。

小学校や歯医者さんでピンク色の液体でうがいをして歯垢のチェックをした経験って皆さんありますよね。歯垢が残っていたら染まるっていう検査です。



それも行ってみました。



歯石がついてなくてきれいに見えるようなところも実はかなり汚れている事がわかります。

この後、歯石取り・歯の研磨をおこない再び歯垢チェックをしました。



ピンク色に染まる歯はなくピカピカです。

歯石はその毒素が腎臓病や心臓病、糖尿病などといった病気の遠因になっているとも言われています。

一度歯石取りや歯磨きについて考えてみてくださいね。
2023-12-13 08:00:00

猫喘息の疑い

カテゴリ : 呼吸器


10月の終わり頃「今朝ご飯を食べた後から呼吸が荒くなり、口で息をしている。今までも鼻が詰まったような水が入ってしまったような仕草はがあったが今日は長い。」との事で黒猫さんが連れてこられました。

上の動画はその時の様子を撮影したものです。開口呼吸はおさまっていたのですが、お腹かの動きから苦しそうな呼吸の様子がうかがえます。

そこでレントゲン撮影を行ってみました。


猫ちゃんを左横からながめたイメージです。肺、肺に空気を送る気管、心臓、胸とお腹を分ける横隔膜(おうかくまく)、胃が撮影されています。

説明を入れてみます。



呼吸状態が悪い時まずは肺や気管が気になるところですが特に大きな問題がはないようです。

ただ今回詳しい説明は省きますが「横隔膜の扁平化」と呼ばれる状態が確認されます。これはがんばって呼吸をおこなわないとならない時に認められます。

またがんばって呼吸をおこなうと空気を飲み込んでしまう状況が発生し胃の中に大量の空気(ガス)がたまってきますが、その様子も確認できます。

これらの状況から今回の事は「喘息」ではないかと仮診断しました。

喘息をおさえるお薬を注射し様子をみさせていただくことにしました。

下の動画は注射2時間後の様子です。



お腹でおこなっていた呼吸はおさまり症状がなくなっています。

その時のレントゲン写真です。



呼吸が楽になったため空気の飲み込みが無くなり胃の中にあった大量のガスも消えています。

今回のような激しい症状は初めて起こったことで、まだ喘息とは確定できません。

注射をしなくても自然とおさまっていた可能性もあり今後の経過を見ていかなければなりません。

ただし念のために喘息をおさえる吸入薬をお渡し退院していただきました。

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ところで一番上の動画の20秒あたりのところから猫ちゃんの「のど」のあたりを見ていただきますとカエルの「のど」のよう
にふくらんだりもとにもどったりを繰り返しています。息をはいた時にふくらんでいます。

気管の周囲にみられたガスが関係(食道に溜まったガスかなと考えているのですが)しているものと思われます。

実はこの猫ちゃんはこの時点でほぼ5か月の男の子なのですが体重が1.12㎏とかなり小ぶりです。

小猫症と呼ばれる猫ちゃんたちがいるのですが、そのことと何か関連がある可能性も考えられます。

今後喘息の症状が頻発したり、小猫症をおもわせるような症状が認められるようになったら2次病院での精査をお願いする必要があるかもしれません。
2023-12-06 08:00:00

猫ケンカ傷

カテゴリ : その他

 ある日「飼い猫同士が喧嘩をして爪でひっかかれたのか身が見えています。」と電話がありました。

電話をお受けしている時は「ちょっとしたひっかき傷かな。消毒をして抗生剤の処方かな。」と考えていたのですが来院されて診察してみますと結構な傷で上の画像はその時のものです。

毛刈りをしてみますと皮膚がペロンと剥がれていました。



このアメショーさんは女の子で10歳下のスコティッシュさんの男の子と喧嘩になってしまったようです。

普段からスコティッシュさんがちょっかいをだすことがあるそうなのですが、お話を聞いているといつもはそんなに険悪な間柄ではないようです。

多頭飼育の時や新しい猫ちゃんをお迎えする時って猫ちゃん同士の相性はどうかなって悩みますよね。

色々なサイトや書籍でこの組み合わせは比較的良好とかこの組み合わせはあまり勧められないよって感じで紹介されていますよね。

「そうだよね」と思うこともあったり「うーんそうかな」となることもあり、結局は皆さんもそう感じられていると思いますが「その猫ちゃん同士の性格によるのかなぁ」ってなりますよね。



開業前の90年代の半ばから20年近く多頭飼育をしていました。一番多い時で4匹(保護猫♂2保護猫♀1純血種♂1)居ました。

それで皆仲良しであったので「猫ちゃんを新しく迎えるのなんてそんな難しくないよね。初対面でシャーと言い合ってそれであとは時間がたてばお互い受け入れていくよね。」と恥ずかしながら当時は思っていました。

ところが開業をして2年目くらいの頃、衰弱し連れてこられた♀猫ちゃんをお預かりし入院治療させていただいていたのですがお迎えに来ていただけず「うーんまぁ4匹も5匹も一緒か、家で引き取ろう」となり連れて帰りました・・・が♂3匹は受け入れてくれたのですが先住♀猫ちゃんがもうどうにもこうにも許してくれませんでした。

新参♀猫ちゃんは先住♀猫ちゃんを見ただけで本当に蛇に睨まれたカエルさん状態になってしまいました。

様々対策も考えましたがお互いのストレスの事を考えこの新しい♀猫ちゃんは妻の実家にお世話をお願いすることにしました。


今回のこのアメーショーさんとスコティッシュさんについてはたまたま運の悪い事故だったのでしょうね。
2023-11-29 08:00:00

後肢をかばう猫ちゃんにソレンシアを使用してみて

カテゴリ : 運動器:関節や骨

動画は以前も紹介させていただいた左後肢をかばっている老猫さんの様子を院内で撮影したものです。(その時のブログは事情により掲載を中止しています。)

レントゲン検査で足根関節という関節、いわゆる足首の関節に変形が認められましたのでそれが理由で足をかばっているものと考えました。

そこでこれも以前紹介させていただきましたソレンシアという痛み止めを投与しました。



これは注射製剤でこれまでのようなご家庭でお薬を飲ませるという手間がなく、内服タイプの痛み止めで問題になってくる消化器症状を伴う副反応や腎不全がある猫ちゃんには使いづらいという心配がほとんどありません。

1回の注射で1か月間効能が持続し内服タイプでは躊躇される長期投与も認められています。

販売元担当者の方から「投与3日目頃から効果が見え始める猫ちゃんもいる」との説明でしたので動画の猫ちゃんには投与後7日目に再受診していただきました。

下の動画はその時の様子です。



動画ではわかりにくいのですが私の印象では「やや関節の可動域が広がっているのかな」というものでしたがオーナー様の印象では「自宅での様子は注射前とほとんど変わっていないように思います」というものでした。

「効き目が現れるまでは個体差もあると思います。来月もう1回投与してみましょう」とお話し1か月後もう1度投与してみました。

その2回目の来院の時も足のかばい方はあまり改善が見られずオーナー様も効果を実感されているという感じではありませんでしたので3回目の投与は積極的にお勧めできませんでした。

ところがそれから1か月後今度はオーナー様の方から注射を打ってくださいとのことで来院されました。

「足の動き・かばい方は変わらないのですが、明らかに行動範囲が広がりました。」とのことでした。

効果が現れるまでは個体差がありなおかつ全ての猫ちゃんに良い反応が認められるわけではないですが、他のオーナー様も含め概ね良い評価を頂いています。
2023-11-22 08:00:00

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猫のフィラリア症ムービー(リンク先に動画があります)
https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/movie/

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