みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

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【お知らせ】猫の健康相談窓口「みるペット」リニューアル再開のお知らせ

カテゴリ : その他
【お知らせ】猫の健康相談窓口「みるペット」リニューアル再開のお知らせ
 
20266月末まで相談料無料(システム利用料のみ)〜
これまで犬と猫を対象としていたオンライン相談サービス「みるペット」を、
このたび猫の健康相談に特化した窓口としてリニューアル再開いたしました。
現在、20266月末までの期間限定で相談料は無料でご利用いただけます。
ご利用にはみるペットシステム利用料(税込み330円)のみご負担をお願いいたします
 
■ どなたでもご利用いただけます
  • 猫の健康について気になることがある方
  • 通院中の方も、はじめての方も
お気軽にご相談ください。
 
■ ご予約方法

ホームページのトップにある**「みるペット」バナー**から専用サイトにアクセスし、完全予約制でご利用いただけます。
スマートフォンやパソコンから簡単にご予約・ご相談が可能です。
 
■ 大切なご案内

オンライン相談は診断や処方を行う場ではなく、ご相談やお話を伺うためのサービスです。受診の判断は飼い主さまのご判断によるものとなります。
 
猫の健康に関する「ちょっとした相談」や「日頃のケアの確認」など、
いつでもお気軽にご利用ください。
2025-07-24 17:59:43

猫の糖尿病、ちゃんとコントロールできてるかな?

カテゴリ : 内分泌:ホルモンの異常や糖尿病

※fPL 猫ちゃん用膵炎検査キット

猫の糖尿病治療では、「ちゃんとコントロールできているかどうか」がとても大切です。

おうちでチェックできるポイントとしては、

お水を飲み過ぎていないか
体重が減ってきていないか

といった点があります。

糖尿病がうまくコントロールできていないと、喉が渇いて水をたくさん飲むようになったり、体重が減ってきたりします。
 
 
病院でのチェック:フルクトサミンってなに?
 
 
病院では、こうしたご家庭での観察に加えて「フルクトサミン」という血液検査の値を確認します。

この値は、「過去23週間の血糖値の平均的な状態」を反映してくれるものです。

たとえば、インスリンで治療している場合、

  • フルクトサミンの値が高すぎる「インスリンが足りてないのかも」
  • フルクトサミンの値が低すぎる「インスリンが効きすぎてるかも」

というふうに判断して、投与量を調整していきます。
 
 
実際のケース:体重減少と飲水量増加
 
 
最近、糖尿病の治療がうまくいっていた猫ちゃんの飼い主さんから、
最近ちょっと痩せてきた気がするんです。お水もたくさん飲みます
とのご相談がありました。

以前は**フルクトサミン336(良好)だったのですが、再検査で402(やや高め)**に上昇していました。





この時点でではあるものの、「体重が500g減少」「お水の量が増えている」という点を考慮し、インスリン量を1単位だけ増量しました。
 
 
ところが、さらに悪化?
 
 
2週間後に再チェックすると、フルクトサミンは425まで上昇。


体重は下げ止まりましたが、水を飲む量は相変わらず多いとのこと。

このまま**450を超えると「コントロール不良」**と判断しなければなりません。
 
 
考えられる原因:インスリン抵抗性?
 
 
ここで、「インスリン抵抗性の糖尿病になっているのでは?」という疑いが出てきました。

飼い主さんのお話では「最近よく吐く」とのことだったので、**膵炎(すいえん)**のチェックを行いました。

糖尿病と膵炎は、膵臓に関わる病気同士。併発していることも少なくありません。

検査では、**ややグレーながら「膵炎の可能性あり」**という結果。
※ブログの冒頭の画像
 
 
膵炎と糖尿病、どう関係するの?
 
 
膵炎は痛みをともなう炎症で、体がストレスを感じると「ストレスホルモン」が分泌されます。

このホルモンは、インスリンの働きを邪魔してしまい、「インスリン抵抗性」の状態になります。

つまり、同じ量のインスリンでは効きにくくなってしまうのです。

また、膵臓で炎症が起きると、インスリンを作る細胞そのものが傷ついてしまうことがあります。

もともとわずかに分泌されていたインスリンが、さらに減ってしまった可能性も考えられます。
 
 
そのほかの原因も確認
 
 
今回は、

  • 副腎の腫れ(ストレスホルモンが出すぎる病気)
  • 歯石や毛玉などの慢性的ストレス

といったインスリン抵抗性の原因も確認しました。

副腎はエコーで問題なし。

歯石などの慢性ストレスも今後の観察対象です。
 
 
今回の対応
 
 
今回は、

  • インスリンの投与量をさらに増量
  • 膵炎の治療(制吐剤・制酸剤・痛み止め)

を組み合わせて、猫ちゃんの不快感とストレスを軽減しながら、様子を見ていくことになりました。
 
 
最後に:おうちでできるチェック、大切です
 
猫の糖尿病管理では、
**
「お水の量」「体重の変化」**といったご家庭での観察がとても重要です。

「ちょっと気になるな」ということがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
 
2025-07-23 06:00:00

ブルーインパルス体験記 in 万博記念公園

カテゴリ : その他

いよいよ夏本番という感じで、蒸し暑い日が続いていますね。

先週の7月12日、開院前の準備中に、今年初めてセミの声が聞こえてきました。

いよいよ来たな……と、ちょっと身構える音でした。

この日は土曜日で診察は午前中のみ。

診察が終わった後、妻が「万博公園にブルーインパルスが飛んでくるみたい。見に行ってみる?」と。

ここ最近は家と病院の往復だけ、ずっとエアコンの効いた室内で過ごしていたので、急に炎天下はちょっと不安でしたが……思い切って病院から自転車で出かけました。

途中少しクラクラっとして、「これはちょっと危ないかも」と思いながらも、「いや、昔は野球部だったし(ずいぶん昔だけど)」と自分に言い聞かせて、なんとか万博公園へ。

今回の飛行は、関西万博が折り返し地点に入ったことを記念した、ブルーインパルスの大阪一周飛行だったようです。

関空を出発し、舞洲→万博会場→通天閣→大阪城→太陽の塔(旧万博)と北上し、ひらパー(ひらかたパーク)で折り返すというルート。

ちなみに関西の方ならおなじみかもしれませんが、私たちが向かったのは「旧万博」、太陽の塔がある万博記念公園の方です。

真上を通過!塔の裏手で見た特等席

公園に着くと、すでにたくさんの人が集まっていました。

特に太陽の塔の正面側は、スマートフォンを構えて空を見上げる人でいっぱい。

木陰などもすでに埋まっていたので、私たちは塔の裏手の広場へ。

結果的に、この裏手の位置こそが、ブルーインパルスが真上を通るベストスポットでした。

これがまさに大正解。

スマホを見ていた人たちから「関空、飛び立ったみたい」との声。

そこから10分ほどして、午後2時40分ごろ、「きた!」というざわめきとともに北西の空にブルーインパルスが登場。

そして、白煙を引きながら自分たちの真上を駆け抜けていった瞬間には、ただただ圧倒されて見上げるしかありませんでした。

小学生だったら目指す進路が変わっていたかも

もし自分が小学生だったら、「将来はブルーインパルスに乗る! 獣医さんじゃなくて!」って言ってたかもしれません。

ここ数年でいちばん感動した出来事でした。

暑さに文句を言いながらも、見に行こうと連れ出してくれた妻には感謝です。

帰り道、マカロンアイスを買って、隣接するららぽーとでしばらく涼んでから帰宅しました。

久しぶりに、夏らしい午後を過ごした気がします。

2025-07-16 05:00:00

あきらめない想いが命を救った――FIP胸水型ラグドールさんの記録

カテゴリ : 感染症・予防

 
 ある日、当院に1本の電話がかかってきました。

「当院のブログを見て」とのことで、半年ほど前の出来事になります。

記憶がやや曖昧な部分もありますが、たしかこのような内容でした。

1か月ほど前からドライフードを残すようになって、ここ1週間はチュールしか食べないんです。
近くの動物病院でFIPの疑いがあると言われたんですが、その病院では治療が難しいと言われてそれで、先生のブログを見つけて電話しました」

といったお話だったかと思います。
 
 
FIPの治療薬と当院のスタンス
 
 
私はこうお答えしました。

「ブログにも書いていますが、当院で使用しているのはモルヌピラビル(抗ウイルス薬)です。
ただし、この薬の使用については獣医師の間でも賛否があります。
実際は、GS-441524レムデシビルが現在の第一選択薬として主流になっており、当院のモルヌピラビルはあくまで第二選択薬という位置づけです。
そのため、可能であれば、GSやレムデシビルを扱っている病院に相談されることをおすすめします」

と。
 
 
飼い主さんの強い思いが動かした
 
 
すると電話口の方がこうおっしゃいました。

「住んでいるのは○○市で、このあたりではFIPに対応してくれる病院自体がほとんど見つからないんです」

○○
市というと、当院から150km近く。車で2時間半はかかる距離です。

「手前の市町村にも対応病院はあると思うのですが」と伝えかけたところ、
「もう近くのインターチェンジまで来ています。猫の様子を見ていると、一刻も早く治療を始めたいんです。これから病院を探し直すのは厳しい」とのお返事。

診察開始前に出発され、開院に合わせてお電話くださったのかなと考えました。

その必死さが痛いほど伝わり、もはやお断りする理由はありませんでした。
 
 
胸水型FIP――当院では初めての治療例
 
 
到着されたのは、1歳半のラグドールさん。明らかに呼吸が苦しそうな状態でした。

持参いただいた血液検査の結果ではTP(総蛋白)値が異常に高く、症状と合わせてFIPの疑いが強まりました。

胸部のレントゲンは真っ白で、胸水の存在を疑わせる所見。



超音波(エコー)では、ドクンドクンと動く心臓の周囲に、黒いスペース(胸水)を確認。※冒頭の動画です。

少し針を刺して抜いてみると、黄色く粘性のある液体が採取できました。

これを検査センターに提出し、後日「FIP陽性」との診断結果を得ました。

これまで、腹水のたまるタイプ(ウエットFIP)や、腸にしこりができるドライFIPは経験していましたが、胸水型のFIPは初めての治療となりました。
 
 
飼い主さんの行動力が命を救った
 
 
当日はモルヌピラビルをお渡しし、その後のやり取りは電話やメール中心。お薬は郵送にて対応させていただきました。

日を追うごとに「元気になってきました!」という報告をいただき、こちらも本当に嬉しく思いました。

初診から7週目と、最終の12週目には再度ご来院いただき、胸部のエコーを確認。

いずれも胸水は認められず、最終日にはあの「黒いスペース」は完全に消えていました。


 
 
最後に
 
 
今回の治療がうまくいったのは、もちろん薬の力もありますが、それ以上に――
「何としても助けたい」と願った飼い主様の強い想いと行動力によるものだと、心から思います。

猫ちゃんも、本当にがんばってくれました。

FIPは治療が難しい病気ではありますが、適切な判断と早期の対応によって、希望が見えてくるケースもあります。

「うちの子、もしかして?」と思われたときは、どうぞお気軽にご相談くださいね。
 
モルヌピラビルやGSなどFIP治療薬については、獣医療の現場でも議論が続いています。最新情報や診断方針は日々変化しますので、症状や状況に応じた最適な対応を一緒に考えていきましょう。
 
2025-07-09 06:00:00

待合室で出会った『たびねこ』という猫の絵本

カテゴリ : その他


先週の休診日、

患者さんの猫ちゃんを、定期健診のために二次病院へお連れしました。

待合室で名前が呼ばれるのを待っていると、

ふと本棚の一冊の絵本が目に留まりました。

『たびねこ』というタイトル。

何気なくパラパラとめくってみると、

「たびねこ」という猫さんが、世界中の名所を旅している内容でした。

ニューヨークの自由の女神、

ナスカの地上絵、

オーストラリアのハートリーフ、

マレーシアのマーライオン、

エジプトのピラミッド、

バルセロナのサグラダ・ファミリア――。

などなどその他の国々へも

細密なボールペン画で描かれた風景の中に、

ひっそりとたびねこさんが紛れ込んでいて、

それを探していく「さがし絵」絵本です。

もう思わずその場で、Amazonを開いてポチってしまいました。


いま大阪は、万博でにぎわっています。

『たびねこ』は世界を旅する猫。

大阪万博は、世界の人々が集まってくる場所。

方向は違えど、どちらも「世界とつながる」という意味では、

同じような温度を持っているなあ…と、

そんなことを考えながら絵本を閉じました。
2025-07-02 07:00:00

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  1. 週齢はどれくらい?
  2. まず行うこと
  1. ワクチン接種
  2. 寄生虫予防
  3. 避妊去勢
  4. デンタルケア
  5. 体重管理・食事管理
  6. 定期健診

詳しくはこちら
診療時間
▼月・火・木・金
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