みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

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食欲の秋、手作りご飯

カテゴリ : その他

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※上記材料、特にお野菜類には猫ちゃんに尿路結石症、甲状腺の病気、貧血などをを引き起こす成分が多少なりとも含まれています。また肉食である猫ちゃんにはその豊富な繊維分が下痢を引き起こす可能性があります。さらに全ての材料に言えることですが食物アレルギーの原因になる可能性もあります。

手作りフードを与える際は上記の事に注意してください。

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やっと涼しくなってきましたね。

そこで「食欲の秋ですねぇ」という事でお料理本を参考に普段ドライフードを食べている相棒ジャックに手作りご飯を振舞ってみました。

料理本は獣医さんが執筆・監修された以下の本を参考にしました。



この本のコンセプトは猫ちゃんだけではなく飼い主様も作ったご飯を食べいっしょに楽しみましょうというものです。

レシピは「秋のごはん」です。

3.0㎏の猫ちゃんで2食分 計190kcal
豚もも肉       75g
砂ぎも                        30g
チンゲンサイ               15g
かぶ                           15g
しいたけ                       5g
長いも                        15g
水でもどしたひじき        5g


まずはお野菜をみじん切り


次にお肉をみじん切り


下ごしらえ完了 

※レシピではかぶ、長いもはすりおろして最後に完成品にかけて食べるみたいですが今回はみじん切りにし一緒に煮込んでいきます。


200ccのお水をお鍋にはりお野菜から煮ていきます。


お野菜が充分に煮立ったら次はお肉を投入


お肉に充分に火が通ったのを確認して粉寒天を投入


粉寒天を混ぜ込んでその後タッパーに移します。


余熱が取れるのを待って冷蔵庫で固まらせ完成


切り分けて器に盛ってみました。


ほぐしてからジャックに与えてみました。


どうですか皆さんもチャレンジしてみてください。
2024-10-02 07:00:00

お初天神~大阪天満宮~阪急百貨店

カテゴリ : その他


先週の土曜日診察終了後に願掛けにと神社にお参りに行ってきました。

知り合いに受験生がいるのですが自身では高校・大学・国家試験含めて願掛けをしたことが無かったので何処に行ったらよいのかと「大阪、合格祈願、神社」と検索しましたらお初天神、大阪天満宮、上宮天満宮と出ました。

「お初天神?曽根崎心中がどうして学問成就?でも天神さんだから菅原道真やんな」と疑問に思いながらも梅田から直ぐなので行ってきました。



狛犬が猫さんでした。



それで到着して気づいたのですがやはり曽根崎心中ですので境内には「恋人達の聖地」との幟(のぼり)があり主に縁結び、恋愛成就、子宝、安産祈願などのご利益を願ってお参りする神社で天神様に怒られますが合格祈願の扱いは小さかったです。

600円の小さな小さなお守りを3つ購入しました。

お賽銭は1000円を奮発しておきました。

合格するかどうかは本人の力によるところがもうほぼ99.99・・・9%ですがあと一押しを神様にお願いしたいところです。

受験生の顔(実力)を思い浮かべ神社のご専門を考えると「お初天神さんのパワーではちょっと弱いのかなぁ(ごめんなさい)もう少しパワーがいるかなぁ」と大阪天満宮の方にも足を延ばしました。



こちらは合格祈願・学問成就がご専門でした、まあよく考えたら天神さんをお祭りする天満宮ですもんね。

お守りも「お守り・絵馬・名称がちょっとわからない何かの3点セット」での購入が決まりでした。

1セット3000円これは神様の強い一押しが期待できそう…でも3人分でおさいふが・・

お賽銭は5円で許してください。



(ところでこのブログを書いている時に「そう言えば上宮天満宮ってどこだろう」と調べてみたらなんと一番近く、高槻市でした・・・太宰府天満宮に次ぐ2番目に古い由緒ある天満宮だそうです。しかも以前ブログでも話題にしましたが猫神社としても有名なので一度お参りしていたという・・・今回一番先にお参りしておいた方が良かったですね、無知は恥ずかしいですね)

お参りしたついでに1年中病院で過ごし出歩くこともほとんどないという生活を送っていますので「たまには華やかな雰囲気を味わいたいなぁ」と阪急百貨店にも行ってみました。

なんだか良い香りがしました何でしょうかアロマ?

で店内をぶらぶらしていると「いぬとねこシニアのそなえ展」なる催し物を目にしました。



ペット・ライン社さんというフードメーカーが主催で認知症に備えましょうとの内容でした。

パネルを読んでいますとスタッフの方からアンケートの記入を頼まれその後サンプル品と絵本のセットをいただきました。

宣伝を頼まれたわけではありませんがセット内容



絵本の中身

2024-09-25 07:00:00

FIP:猫伝染性腹膜炎 ウエットタイプ 3症例

カテゴリ : 感染症・予防
本年5月8日、15日のブログでFIP:猫伝染性腹膜炎の診断や治療、費用につて話題にしました。

その後も3匹のFIPウェットタイプの猫ちゃんに携わる機会がありました。
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1匹目 ブリティシュ・ショートヘアー ♂ 4歳

1か月前からの下痢・食欲不振で来院。

エコー検査画像









皆さんは普段猫ちゃんのお腹のエコー画像など見られることはまずはないと思いますのでこのような画像を並べられても「何のことかな?」となると思います。

今回詳しい説明は省きますが「小腸の筋層と呼ばれる個所が腫れており、お腹のリンパ節という場所も腫れており、腹水もたまっている」ことからまだまだ若いのですが何か腫瘍性の疾患でもあるのかなと考えました。

当院が2件目の病院で症状が1か月間も続いていることからこれ以上当院で時間を使ってはいけないと考え直ぐに二次病院の消化器科を受診していただきました。

結果はFIPのウェットタイプで抗ウィルス薬の内服で直ぐに改善傾向を示したとの事でした。
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2匹目 日本猫 MIX 年齢不明5歳くらい ♀

1週間前からの食欲不振







一般的な血液検査を実施したのですが特に大きな異常がなく、とりあえず把握できた異常は腹水でした。

腹水をFIPの遺伝子検査に出してみたところ陽性でした。この病気をおこすのは猫コロナウィルスですので猫コロナウィルスの遺伝子検査をします。ヒトにはうつる心配はありません。



FIPウエットタイプと診断。

抗ウィルス薬の内服薬を処方したところ直ぐに食欲の回復をみました。

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3匹目 スコティッシュ・フォールド 8か月 ♂

去勢手術のため来院されたのですが血液検査で著しい黄疸と様々な数値で異常を、また腹水を認めました。

初めの問診では食欲はありますとの事だったのですがあらためて質問しますと「そう言えば食べてはいるけれど量はかなり減っている」とのことでした。

腹水があるとお腹が張ってくるのでそれを見て充分に食べていると思われていたのでしょうね。

エコー検査で腹水を確認しました。


腹水の遺伝子検査を実施、猫コロナウィルス陽性でした。

FIPウェットタイプと診断。



抗ウィルス薬の内服薬を処方 直ぐに食欲の回復をみました。

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2匹目、3匹目の子は当院で治療にあたらせていただいたのですが当院では海外ジェネリック薬品を個人輸入して使用しています。

2次病院を受診していただいた1匹目の子は日本で先発・正規品として発売されているお薬が使用されていました。

当院で海外ジェネリック薬品を使用している理由としては先発・正規品は納入価が高く当院のような個人病院ではいつ使用するかわからないお薬を常に在庫しておくことが難しいのです、お薬にも当然使用期限があるからです。

今回はわずかな短い期間(2か月間)で3頭のFIPの猫ちゃんにかかわり2頭の治療に当たらせていただきましたが小さな個人病院では珍しいケースかと思われます。

「病気の診断がついてから先発・正規品を入荷すればいいんじゃじゃないの」となりますがFIPは一刻をあらそうこともあり「あやしい」と感じたら直ぐにでも投与してあげたいのでやはり在庫しておきたいのです。

海外ジェネリック薬品の方は納入価が先発・正規品に比べかなり経済的ですので常時在庫が今のところできています。


オーナー様にはジェネリック薬品を使用すること正規品を処方してくださる病院があり紹介も可能であることをお伝えしています。



このお薬(当院で使用しているお薬)を正規品も含めてFIPの治療に使用することに対して否定的な意見があります。

使用するにしても最初は別の種類のお薬を使用し次の選択肢としてこのお薬はとっておいた方が良いとの意見があります。


本来は人用のお薬で中の粉薬をカプセルで遮光して効能を保っているのですがそれを猫ちゃんの体重に合うように中の粉薬をカプセルから出して分包しています。84日間の投薬が必要なのですが当院では数日間分ずつ処方しできるだけ光があたらないようには努めています。

ジェネリック品の海外個人輸入ではいつ入手できなくなるかわからないという危険があります。治療開始に当たってはその子の分が確保できている事を確認しています。

FIPにはウェットタイプの他にドライタイプや神経症状タイプ、それらのタイプが合わさる混合型があ
ります。これらのタイプは治療がより難しい傾向にありウェットタイプ以外のケースでは治療の選択肢を複数持っておられるFIPの治療経験が豊富な動物病院で受診された方が良いと考えています。

当院で今回2匹治療に当たらせていただいたのはその子たちがウェットタイプのFIPでありかつある程度食欲を示していたからという面もありました。

私自身経済的だからと言ってこのお薬でFIPの治療にあたって良いのかという葛藤があり第一選択としては別のお薬を、このお薬を使用するにしてもジェネリック品ではなく先発・正規品を使用した方が良いと思います。

ただそれらのお薬はやはり高額(高額と感じる価格は人によって違いますが)となることが多くその事で治療をためらわれてしまうオーナー様がいらっしゃいます。

そのような方に当院で使用しているジェネリック品のお話をさせていただくと「それなら治療を受けてみます」となるのですが(当然そのような選択になると思いますオーナー様がひどい選択をされたのではなくそのような選択肢を示した当院の責任です)・・・「それは良いことだったのかなあ」、「もう少し説得して別のお薬や正規品を処方してくださる病院を受診いただいた方がよかったんじゃないのかなぁ」「治療をあきらめていた猫ちゃんが助かるのならこのお薬を使用してもというのは単なる言い訳になっていないかなぁ」と考えてしまいます。





2024-09-18 07:00:00

首のケガ

カテゴリ : その他


ある日「首にケガをしています」とのことでキジ猫さんが連れてこられました。

左耳の後ろあたりにがケガがみつかりその周囲の毛が膿でベタベタになっていました。

それであるトラブルが考えられましたのでオーナー様に「この子は外出しますか?」と質問しますと「しません」との事でした。

あるトラブルとは「皮下膿瘍」とよばれるケガの事でこれは外出をする猫ちゃんで見られることが多いです。

他の猫ちゃんとのケンカで咬まれその時に皮膚の下にバイキンが植えつけられしばらくするとその箇所が膿んできます。膿がどんどんたまり腫れあがりやがて皮膚が破れて画像のような状況になります。

一昔前はよく見かけたトラブルでしたが猫ちゃんの完全室内飼が当たり前になった近頃は遭遇することも少なくなってきました。

この子は外出しないとのことでしたので「皮下膿瘍でもないかのかぁ、なんだろう」と毛を刈ってみたところです。

皮膚がさけ一部が壊死(黒いところ)していました。皮下膿瘍の時に見られる傷に似ているところもあるのですがそれとはちょっと違うようです。

画像では伝えづらいのですが何か鋭利なもので切り裂かれその後膿んでしまったように感じました、何かに引っかかっり傷になったのでしょうか。オーナー様には傷の原因になるようなものに心当たりがないとの事です。

下の画像は壊死部を切除したところです。



治療は「傷口を消毒し綺麗にし麻酔をかけて縫い合わせてお薬を飲ませれば」と思われるかもしれません。

もちろんそのような方法をとる事もあるのですが今回は自然と傷口がふさがってくるのを待つ方法を選択しました。

具体的には傷口を洗浄しそのあと保湿ジェルと保湿パッドで傷口を保護します。

保湿ジェルをのせたパッドです。


消毒後パッドで傷口を保護します。


パッドを包帯テープで固定します。テープやパッドを取らないようにカラーをつけます。


(※実際の傷の手当中の画像を残すのを忘れてしまいましたのでぬいぐるみで再現しました。)

これを毎日~数日おきに行います。

傷口があるていど小さくなったらパッドや包帯テープはなしで消毒とある軟膏の塗布だけ行っていきます、

およそ3週間後、傷は良くなりました。

2024-09-11 07:00:00

 ネコ展

カテゴリ : その他

先週は台風10号の影響で変な天候の日が続きましたね。

休診日水曜日もどうなるかなあと思っていたのですが幸いその日は風が少し強かったものの晴れていましたので前から気になっていた「ネコ」特別展を見学に大阪市自然史博物館に妻と行ってきました。

「ネコ」といってもイエネコだけなくいわゆるネコ科全般が取り扱われており、自然史博物館ですから目玉の展示内容はやはり剥製や骨格標本でした。

まず入り口を入ると直ぐにカナダオオヤマネコが出迎えてくれました。


「うわー図鑑の通りや、ほんまに耳の先端の毛がピンとたってる(オオヤマネコ属の特徴)なぁ」とテンションがあがりその他の剝製や骨格標本も含めて写真を撮りました。

ネコ科の8系統の剥製がほぼそろっているのではないでしょうか。

トラは猫科最大などと言われていますがではチーターとはどれくらいサイズが違うのだろうって図鑑を眺めていてもあまりピンとこないですよね。

その答えはネコ科8系統を一か所に集めて展示してあるコーナーがあるのですがそこに行けば一目瞭然となります。

 ※チーターはこのアジアコナー正面のアフリカコーナーに展示されています。

南北アメリカコーナーでは日本ではおそらく動物園でも今後見ることはできないと思われるジャガランディ、ジャフロワネコ、コロコロと呼ばれる珍しいネコも展示されていました。後ろは黒ジャガーです。


それで色々な珍しいネコたちの写真を嬉々として撮っていたのですがあるコーナーでメスライオンさんの顔のアップ写真を撮っている時にスマホ画面越しに目が合いましてふと「亡くなってまで・・・ご苦労様です・・・」となってしまいました、傍らに子ライオンの剥製もあって。

※剥製標本を否定しているわけではありません。

こういう展示を見た子供たちの中から将来絶滅危惧種の保護活動などに従事する立派な人物が出てくるかもしれませんもんね。

僕が一番面白かったのは須恵器についた猫の足跡の写真でした。



西暦600年、太古の昔から同じなんですね猫は、今だと流したコンクリートの上を歩いちゃったみたいな感じでしょうかおかしいですよね。

グッズコーナーも充実していました。記念に壁にかける絵を買って来ました。診察室に飾っています。

ネコ展は9月23日まで開催されています、興味のある方はぜひどうぞ。
2024-09-04 07:00:00

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猫のフィラリア症ムービー(リンク先に動画があります)
https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/movie/

  1. 動物園勤務から病院へ
  2. プロフィール
  1. 週齢はどれくらい?
  2. まず行うこと
  1. ワクチン接種
  2. 寄生虫予防
  3. 避妊去勢
  4. デンタルケア
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