みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

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新年のご挨拶

カテゴリ : その他


本年も宜しくお願いいたします。

地震の被害にあわれた方々・関係者の方々に一刻も早く通常の生活が戻って来ますようお祈り申し上げます。

年末・年始と継続の患者さんの診察のため病院におりましたので、午前中はいつもとさほど変わりなく過ごしておりました。

午後も普段の休日と変わらず読書や映画鑑賞となりました。

その中の一つ

「CAT DADDIES 邦題 猫と、とうさん」



様々な猫とおじさん達が淡々と出てくるオムニバスドキュメンタリー映画で、物凄い感動が怒涛のように押し寄せてくるという種類のものではありませんが猫好きの男性ならじんわりと暖かいものがこみ上げてくるのでは・・・。

映画を見ている途中、猫を大事そうに抱えて一人で当院へ連れてこられる男性陣の顔が浮かんできました。

映画を見終わった後、そっと猫に触れたくなるでしょう。

明日4日より診察を開始いたします。
2024-01-03 08:00:00

年末のご挨拶




今年も残りわずかですね、本年も皆様のご支援により無事に診察を終えられそうです。誠に感謝しております。

毎年そうなのですが今年も様々な出会いとお別れがありました。

特に今年は寒くなったあたりから長年診させていただいていたワンちゃん、猫ちゃんとのお別れが続き寂しい気持ちが例年以上に強いです。

旅立ったペット達は天国に続く「虹の橋」という場所で楽しく暮らしながら
飼い主さん達を待っているって言いますよね・・・嫌なお薬を出したり、注射を打ったり、爪を切ったりなんかばかりしてた僕には会いたくないよねおそらく・・・うーん悲しい。

本年は12月30日(土曜日)午前中まで診察をしております。

12月31日~1月3日は午前8時~12時までの時間帯で病院に待機しております。

私一人での対応となりますので重症患者さんの受け入れは難しいのですが
何かお困り事がありましたらご相談ください、お電話をあらかじめ下さいますと助かります。

新年は4日(木曜日)から診察を開始いたします。

来年が皆様にとって良い1年となりますように。
2023-12-27 08:00:00

猫たちの聖夜

カテゴリ : その他



もう直ぐクリスマスですよね、この時期は街のいろいろな場所が飾り付けされていていくつになってもウキウキします。

それで何かクリスマスにちなんだ話題はないかなぁと思いを巡らせていたらふとこの本のタイトルが浮かんできました。

「猫の事件は猫が解く」の帯の言葉に惹かれて購入しました・・・25年くらい前に。

人間社会でおこった事件に対して猫が探偵(人間)に事件解決のヒントを与えるていくというスタイルではなくて、猫そのものが猫社会の中でおこった事件を解決していきます。

で数ページ読んでそのまま四半世紀・・・・放置、今回一気に読破しました。

帯に連続猫殺し事件とありますので「猫ちゃんが何匹か死んでしまうんだろうなぁ」と分かってはいたのですが、それでもミステリーにはユーモアミステリー・バカミステリーというジャンルがあり猫が主人公だし、聖夜だしまあどこかほのぼのとした感じで物語が展開していくのだろうなぁと考えていました。

が「羊たちの沈黙」ばりのサイコサスペンスでした。

この本の作者は猫の行動学の本も執筆されているような方で、正確に猫の生態が描写されておりその箇所はユーモラスです。

ですが「スプラッター」な描写もありとても猫好きな方に率先してしかもクリスマスに勧められるものではありません。

私は職業柄なんとか大丈夫でしたが・・・

「組織接着剤」という傷口をふさぐ接着剤が物語上重要な核になります。



猫好きには辛い描写もありますがミステリーとしてすごく面白いです。

ミステリーって最終章で犯人の心情が明かされますよね、探偵からであったり犯人自らであったりさまざまですが。

その犯人(犯にゃん)の心情を聞いていると毎日猫と接しあるいは暮らしている者としてはその言葉が胸に突き刺さり重い気持ちになりました。

でも安心してくださいその重くなった気持ちもエピローグでの主人公探偵猫の言葉が前向きなものにしてくれます。

どうです読みたくなりましたか、僕は第2弾「猫たちの森」も購入していますのでお正月にでも読もうかな。
2023-12-20 08:00:00

歯石

カテゴリ : その他

猫ちゃんの歯石取りをしました。

歯医者さんで歯のクリーニングを受けた経験のある方ならご存じだと思いますが、超音波スケーラーと呼ばれる器具を使用して行います。

超音波の力で歯石を破壊していきます。

人間であれば「お口を開けてください。もう少し上を向いてもらえますか。」ですむのですが、ワンちゃん猫ちゃんではそうはいきませんので麻酔をかけて行います。

気管チューブと呼ばれる管から麻酔ガスと酸素を肺に送り眠ってもらっている間に行います。

画像の猫ちゃんは1歳9か月でかなり若い子なのですが既に立派な歯石が上の奥歯に出来上がっています。

また歯石の上の歯肉は赤く腫れ歯肉炎を起こしています。

わかりやすいように歯石をオレンジ色で塗ってみます。



歯石は放置された歯垢が硬くなったものです。

歯垢とは食べかすをエサに増殖したお口の中にいるバイキンの集まりでヌルヌル、ネバネバしています。

歯垢は放置されると最短3日間で歯石になるといわれていますのでワンちゃん、猫ちゃんは3日に1回は最低限歯磨きをしたほうが良いと言われています。

歯垢は歯磨きで取れるのですが歯石になってしまったものは取れません。

歯垢チェッカーで歯垢の状態もチャックしてみました。

小学校や歯医者さんでピンク色の液体でうがいをして歯垢のチェックをした経験って皆さんありますよね。歯垢が残っていたら染まるっていう検査です。



それも行ってみました。



歯石がついてなくてきれいに見えるようなところも実はかなり汚れている事がわかります。

この後、歯石取り・歯の研磨をおこない再び歯垢チェックをしました。



ピンク色に染まる歯はなくピカピカです。

歯石はその毒素が腎臓病や心臓病、糖尿病などといった病気の遠因になっているとも言われています。

一度歯石取りや歯磨きについて考えてみてくださいね。
2023-12-13 08:00:00

猫喘息の疑い

カテゴリ : 呼吸器


10月の終わり頃「今朝ご飯を食べた後から呼吸が荒くなり、口で息をしている。今までも鼻が詰まったような水が入ってしまったような仕草はがあったが今日は長い。」との事で黒猫さんが連れてこられました。

上の動画はその時の様子を撮影したものです。開口呼吸はおさまっていたのですが、お腹かの動きから苦しそうな呼吸の様子がうかがえます。

そこでレントゲン撮影を行ってみました。


猫ちゃんを左横からながめたイメージです。肺、肺に空気を送る気管、心臓、胸とお腹を分ける横隔膜(おうかくまく)、胃が撮影されています。

説明を入れてみます。



呼吸状態が悪い時まずは肺や気管が気になるところですが特に大きな問題がはないようです。

ただ今回詳しい説明は省きますが「横隔膜の扁平化」と呼ばれる状態が確認されます。これはがんばって呼吸をおこなわないとならない時に認められます。

またがんばって呼吸をおこなうと空気を飲み込んでしまう状況が発生し胃の中に大量の空気(ガス)がたまってきますが、その様子も確認できます。

これらの状況から今回の事は「喘息」ではないかと仮診断しました。

喘息をおさえるお薬を注射し様子をみさせていただくことにしました。

下の動画は注射2時間後の様子です。



お腹でおこなっていた呼吸はおさまり症状がなくなっています。

その時のレントゲン写真です。



呼吸が楽になったため空気の飲み込みが無くなり胃の中にあった大量のガスも消えています。

今回のような激しい症状は初めて起こったことで、まだ喘息とは確定できません。

注射をしなくても自然とおさまっていた可能性もあり今後の経過を見ていかなければなりません。

ただし念のために喘息をおさえる吸入薬をお渡し退院していただきました。

___________________________


ところで一番上の動画の20秒あたりのところから猫ちゃんの「のど」のあたりを見ていただきますとカエルの「のど」のよう
にふくらんだりもとにもどったりを繰り返しています。息をはいた時にふくらんでいます。

気管の周囲にみられたガスが関係(食道に溜まったガスかなと考えているのですが)しているものと思われます。

実はこの猫ちゃんはこの時点でほぼ5か月の男の子なのですが体重が1.12㎏とかなり小ぶりです。

小猫症と呼ばれる猫ちゃんたちがいるのですが、そのことと何か関連がある可能性も考えられます。

今後喘息の症状が頻発したり、小猫症をおもわせるような症状が認められるようになったら2次病院での精査をお願いする必要があるかもしれません。
2023-12-06 08:00:00

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猫のフィラリア症ムービー(リンク先に動画があります)
https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/movie/

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