みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

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猫:角膜のびらん

カテゴリ : 眼


「目が閉じたままになっているのですが」と病院に連れてこられる猫ちゃんが年に何匹かいます。

そのような時に獣医師は「目の表目に傷があって痛くて閉じているのかな」と考えます。

傷がないかどうかを調べるためにフローレス試験と呼ばれる検査をします。

緑色の染色液を眼に垂らしますと傷があれば染まります。

写真の猫ちゃんの目を見ますと緑色に染まった箇所がありますよね、そこが「角膜びらん」と呼ばれる傷です。

角膜びらんが軽度であり適切に治療されれば通常は3~5日で改善がみられます。

下は3日間の目薬の点眼で治療をおこなったあとの写真です。

フローレス試験をおこないましたが緑色に染色されている箇所はありませんでした。

目もぱっちりと開いていました。

2021-08-18 09:00:00

猫の変形関節症

カテゴリ : 運動器:関節や骨

   爪とぎをしなくなった猫ちゃんの爪。爪が太くなってきます。


   猫ちゃんの正常な爪


□爪とぎをしなくなった。             □グルーミングの頻度が減った。

□気性が荒くなった。               □ジャンプをしなくなった。             

□じゃれなくなった。               □身体を触ると嫌がったり、うなるようになった。

□隠れたり、警戒したり、逃げるようになった。   □トイレの外で糞や尿をしてしまうようになった。


  グルーミングができず毛玉状態の被毛(最初の爪の写真と同じ猫ちゃんです)


上記は何の病気のチェック項目かわかりますか? 

タイトルに書いているのでクイズになっていませんが「猫ちゃんの変形関節症」のチェック項目です。

項目の出来事は変形性関節症の痛みのため引き起こされます。

ジャンプしないが入っていなければ、このチェックリストだけ見せられても何の病気かなと思ってしまうのではないでしょうか?

ワンちゃんですと「散歩中足をかばっている」や「歩きたがらない」などの症状から、「あれ、関節でも痛いのかな」と気づいてもらえるのですが、「爪とぎしない」は「まあ年だからかな」とか「トイレ以外で糞や尿をするようになった」は「認知症?」などと考えてしまうかもしれません。

猫ちゃんの変形関節症はその症状が直接「関節の病気」を連想させるものではないため見過ごされる事の
多い病気でした。

ただし数年前より段々と理解が進み診断・治療がなされるようになってきました。

チェック項目の症状が「変形関節症」が原因でおこっているのだとしたら、当然の事ですがそこには「痛み」があるということです。長年痛みに苦しんでいるかもしれないということです。

最近、健康診断のため来院された老齢の猫ちゃんの爪を見ますと爪とぎがあまりなされていないようすでした。爪とぎがされていないと特徴的な分厚い爪になってきます。

飼い主様に「これはもしかしたら変形の関節症があって・・・」と話し始めると、飼い主様はこの病気のことをご存じだったようで、「トイレに入りづらそうにしていました。(おそらくネットで調べられたのでしょう)関節用のサプリを与えたらトイレにすっと入るようになりました」との事でした。

この病気に気づいてあげられたらおくすりややサプリで痛みから猫ちゃんを開放してあげられるかもしれません。

上記チェック項目に当てはまる症状がありましたらぜひとも動物病院を受診してあげてください。



2021-08-11 09:00:00

シャム猫

カテゴリ : その他
 
腎不全の治療で通院されているシャム猫さんです。

シャム猫さん最大の特徴はポイントカラーと呼ばれる体の先端部分が濃くなる独特の配色ですよね。

耳や顔の先端、写真には写っていませんが足や尾の先端が体の他の部分に比べて濃い配色となっています。

これは体温と関係しています。シャム系の猫さんは体温の高い個所ではメラニン細胞の働きを抑えてしまう遺伝子をもっています。

耳や顔、足や尾の先端は体温が低いためこの遺伝子が働かずメラニン細胞により毛色が濃くなり、体温の高い他の体の部分はメラニン細胞が働かず毛色が薄くなります。

シャム猫さんは生まれてくる時には全身白色です。お母さんのおなかの中は暖かいからです。成長に伴い
ポイントカラーが現れてきます。

そこでクイズです。この遺伝子の働きによりもう一つシャム猫さんの特徴が現れる個所があります。

何処かわかりますか?



      答えはブルーの瞳(虹彩)です。 

虹彩は開いたり閉じたりして目に入ってくる光の量を調整しています。

目の中も暖かいのでシャム猫さんの虹彩ではメラニン細胞が働かず色が薄くなります。

ブルーに見えるのは空が青く見える理由と同じだそうです。








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2021-08-04 09:00:00

猫の特発性膀胱炎

カテゴリ : 腎・泌尿器


膀胱炎を発症した猫ちゃんは何回もトイレに入ったり、おしっこに血が混じっていたり、排尿時痛そうに鳴いていたりで見ていて可哀そうですよね。

皆さん膀胱炎と聞いて、その原因は何だと思いますか? 「バイキンでも入ったのかな」とかベテランの猫飼いさんだと「尿石があるのかな」と思われることが多いと思います。

※尿石:膀胱炎をおこしている猫ちゃんのおしっこを顕微鏡でのぞくと、結晶とよばれる石のもとになるも  
    のが見えたり、それが集まり固まるとレントゲンで確認できるような結石とばれる大きな石になり
    ます。これらが膀胱を傷つけ炎症をおこします。

意外と知られていないのですが膀胱炎で1番多いのはバイキンが原因の細菌性膀胱炎でもなく、
尿石が原因の膀胱炎でもなく「特発性膀胱炎」とよばれる膀胱炎です。

特発性とは「原因不明」のという意味です。

「原因がわからないと治療はどうするんですか」と思われるかもしれませんが全く何も解明されていないわけではありません。

ストレスを受けやすい猫ちゃんや、ドライフードのみで生活している猫ちゃんに多くみられることがわかっています。

※ご先祖様が乾燥地帯出身の家猫ちゃんはあまり水を飲まなくてもいいように進化してきています。
 ドライフードはウエットフードよりも当然水分含有量が少なく結果、濃いおしっこになります。

ストレス物質やドライフードによる濃いおしっこが膀胱粘膜を刺激するのではと考えられています。

多くの場合治療をしなくても数日から数週間で症状がみられなくなるのですが再発を繰り返します。

その間猫ちゃんはつらい思いをしていますのでやはり対策が必要となってきます。

ストレスの軽減や飲水量の確保が主な対策となってきますが、具体的な方法についてはかかりつけ医さんに相談してください。

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特発性膀胱炎では、食事療法を同時に行うこともあります。

上記写真のフードには、ストレス軽減効果があるとされている加水分解ミルクタンパク」、不安を和らげる

効果があるとされている「L-トリプトファン」という成分が配合されています。

ウエットタイプもあります。



2021-07-28 09:00:00

猫のニキビ

カテゴリ : 皮膚病


おうちの猫ちゃんの下顎に黒いツブツブを見かけたことはないでしょうか?

それは猫ちゃんのニキビかもしれません。

猫ちゃんのニキビは簡単に言うと毛穴にたまった汚れです。

下顎に見られるのは自身でお手入れしにくい場所であることが原因のひとつと考えられています。

顔の他の部位も舌でペロペロできませんが前足でふいています。

人間では思春期に見られるものですが猫ちゃんではどの年齢でも見られます。

猫ちゃんが気にしていなければ必ずしも治療は必要ではありませんが、気になる方はぬるま湯やローション
を湿らせたコットンなどでやさしくふいてあげてください。

あまりゴシゴシすると傷がつき雑菌が入り炎症を起こしてしまいます。

猫ちゃんが頻繁に下顎をどこかにこすりつけていたり、写真のように毛が抜けたり、皮膚があかくなっていたり、傷がある場合はかかりつけ医に相談してください。


治療は局所の消毒・洗浄が主になります。おくすりがしみこんだ専用のワイプを使ったり、炎症がひどい場合は炎症をおさえたりバイ菌を退治するおくすりをのませたりすることもあります。


おくすりがしみこんだワイプ


飲み水や食器の雑菌が症状を悪化させていることもありますので、こまめな水替えや食器の洗浄をおねがいすることもあります。

またアレルギーや別の皮膚病が症状を悪化させていることもあります。


2021-07-21 09:00:00

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猫のフィラリア症ムービー(リンク先に動画があります)
https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/movie/

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