先週の休診日、久しぶりにサイクリングに出かけました。
コースは、いばきた公園方面から府道109号を通り、豊能町役場近くのコンビニまで。
関西のバイク乗りの間では「余野コン」と呼ばれている有名な場所です。
天気も良く、気持ちよく走っていたのですが、余野コンを過ぎたあたりで後輪から妙な振動を感じました。
「あれ?」
と思って停まり、タイヤを確認すると案の定パンク。
普段なら予備のタイヤを持って走るのですが、この日に限って持ってきていませんでした。
後輪を見てパンクだと分かった瞬間、
「あー、また歩きか……」
と思いました。
私の自転車はチューブラータイヤという少し特殊なタイヤを使っています。
近くに自転車屋さんがあったとしても、まず在庫は期待できません。
そこで思い出したのが、3年前のあの夜でした。
当時乗っていたのは、スズキ・ジェンマ125。
40年近く前の古いスクーターです。
修理から戻ってきたのがうれしくて、夜10時頃に同じコースを走っていました。
ところが、その時も余野コン付近で突然エンジンが停止。
何をやっても再始動せず、結局押して帰ることになりました。
このスクーターは3速遠心クラッチ式オートマという少し特殊な構造で、押して歩くと意外と重いのです。
上音羽の峠まで押して上がるのは本当に大変でした。
結局、病院まで8時間かけてやすみやすみ歩いて帰ることになりました。
そんな経験があったので、
「8時間スクーターを押して帰れたんだから、自転車くらい余裕やろ」
と思ったのですが、
数分歩いたところで心が折れました。
体力の問題ではありません。
気力の問題です。
これから歩かなければならない道のりが分かっていたので、
前回は冒険心があったのですが・・・今回は急に気持ちが萎えてしまいました。
そこで妻に電話をして迎えをお願いすることにしました。
妻もちょうど友人とランチ中だったので本当に申し訳なかったのですが、快く迎えに来てくれることになりました。
ただ、このあたりの地理にあまり詳しくないので、待ち合わせ場所は府道110号沿いにある縁の里動物霊園にしました。
妻も場所が分かるところです。
しょんぼりしながら霊園の前で待っていると、無事に妻が到着しました。
せっかく来たので、お参りをしていくことにしました。
我が家で暮らした子たちも、ここで眠っています。
霊園の中へ入ると、数匹の猫たちがいました。

こちらを見ています。
特に歓迎されているわけではありません。
ただ、「誰か来たな」という感じで静かにこちらを眺めていました。
サイクリングは途中で終わってしまいました。
ただ、思いがけず我が家の子たちのお参りをすることができました。
こういう機会でもなければ、なかなか立ち寄ることもありません。
パンクしたその時はがっかりしましたが、久しぶりにうちの子たちに手を合わせることができました。
そう思うと、結果的には
悪くない一日だったような気がします。



















