みなさまに心の安らぎをご提供できる「かかりつけ動物病院」を目指しています。茨木市のハリマウ動物病院

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片側の眼が黒くなってきた 虹彩メラノーシス

カテゴリ : 眼


毎月爪切りにこられるオーナー様からある日「右目だけ黒くなってきたような気がします。ネットで調べると虹彩メラノーシス?とかなにか怖いことが書いてありました。」との相談がありました。

確認してみますと、この猫ちゃんでは本来薄い緑色であった虹彩と呼ばれる場所の周辺が茶色くなってきていました。

虹彩とは目に入ってくる光の量を調整するために閉じたり開いたりしているところです。

比較のために左目の画像も載せておきます。



明らかに右目の虹彩の周辺部分のほうが茶色いですよね。

このような目を見た時獣医師は「虹彩のメラノーシス」と「虹彩のメラノーマ」のどちらであるかを
考えなければなりません。

メラノーシスは簡単に言いますと黒い色素が沈着したシミのようなものですがメラノーマは黒い色素を作り出す細胞が癌化したものです。

メラノーシスはシミですのでそれほど悪いものではないように思われるかもしれませんが、それが変化してメラノーマになることもあります。

初期の段階ではその見極めが難しいこともあり、獣医眼科専門医であるどうぶつ眼科専門クリニックを受診していただきました。

診断は「虹彩メラノーシス疑い」との事でした。

経過観察をしていき、以下のような症状が現れたら要注意とのことでした。

①色素の沈着が班状におこってくる。色素沈着部が盛り上がってくる。

②瞳孔(いわゆる黒目の部分)の大きさが左右で違ってくる。虹彩が反転してくる。

③前房(目のレンズの前にある空間で眼房水と呼ばれるお水で満たされている)内に細胞が浮いている。

④シミの領域が広がる。

⑤眼圧の上昇や炎症のきざし。

などです。

※①~⑤の症状について診断書には専門的な用語で記載されています。一般の方にもできるだけ理解していただけるように簡単に表現しています。

















2022-03-02 09:00:00

猫の食物アレルギー

カテゴリ : 皮膚病



フードを変更したら背中の毛がゴワゴワになってしまった猫ちゃんの写真です。

実はこの猫ちゃん以前は頭や背中にかさぶたの発生を特徴とする皮膚炎をよくおこし、その都度お薬を
投与し炎症をおさえていました。

アレルギーが疑われましたので検査をおこなったといころ以下の結果が得られました。



少し専門的でなおかつかなりおおざっぱに表現しますが食物を含め異物が体のからだのなかに入ってきますとからだのなかの「IgE」というものと「リンパ球」というものが反応します。(アレルギーはそれらが過剰に反応して体に害をおよぼすような状況になることです。)

ですので血液検査によるアレルギー検査ではIgEの検査とリンパ球の検査を同時に行うことが好ましいです。しかし猫ちゃんではまだリンパ球の検査を実施することができません。ワンちゃんは可能です。

上の結果はIgEについての結果です。陽性ではありませんが七面鳥で要注意、卵白・卵黄・牛肉でわずかながら反応がでています。

これをもって「七面鳥の食物アレルギーです。」と言い切ることは難しいのですが、原料が「七面鳥」や「お肉系」のフードは避けた方が良さそうです。

この場合、「お魚系」、「植物系」、「加水分解タンパク系」の中からフードを選択します。

加水分解タンパクというのは簡単に言いますとお肉やお魚、植物のタンパク質を特殊な製法でアレルギー反応がおこりにくいように細かく細かく分解したものです。

この猫ちゃんには「お魚系かつ加水分解タンパク系」のフードを選択しました。



それからは度々おこしていた皮膚炎は無くなり約3年間お薬を投与することもありませんでしたが、健康診断の血液検査で腎機能が少し低下していることがわかりましたのでフードを以下の腎臓病用のものに変更しました。



下の写真で示すように原材料にIgE検査で要注意であった七面鳥が含まれてはいましたが、加水分解処理をされているので大丈夫であろうと判断しての変更でした。



ところがこの腎臓用のフードに変更して3か月後 一番上の写真のような毛がゴワゴワの状態になってしまいました。

原因としては加水分解タンパクはIgEが過剰な反応をすることはおさえてくれますが、リンパ球の反応は抑えることができません。

おそらくこの猫ちゃんの場合、今のところ猫ちゃんでは実施できないリンパ球反応検査が実施できたとしたら七面鳥で陽性反応が強く出るのではと推察され、リンパ球反応性のアレルギーが生じたものと考えれれました。

腎機能の低下も軽度であったため現在はもとの皮膚ケアフードにもどし、皮膚の状態も少しフケが目立ちますが良好です。














2022-02-23 09:00:00

2022年2月22日

カテゴリ : その他
2022-02-22 02:22:22

舌のチェック

カテゴリ : その他


動画は舌のウラ側をチェックしている様子です。

左右の下あごの骨の間を指で押し上げるとの舌の裏側まで観察できるようになります。

糸状のものを飲み込んだ時その先端が舌の裏側に絡まっていたりすることがあるのでそれをチェックし
たり、デキモノがないかをチェックするときに有効な方法です。

動画の猫ちゃんとは別の子ですが先月「ドライフードを食べなくなり、柔らかいものしか食べられなくなった。舌の動きがおかしい」との相談を受けました。

この方法でチェックしてみますと舌のウラ側に写真のようなデキモノが発生していました。




病理診断は扁平上皮癌との事でした。猫ちゃんのお口の中によくみられる腫瘍です。








2022-02-16 09:00:00

猫エイズ・猫白血病ウィルス陽性猫ちゃんの混合ワクチン

カテゴリ : 感染症・予防
【猫白血病ウイルス、猫エイズウイルスが陽性の猫ちゃんの飼い主様へ】


上記ウイルスの感染猫ちゃんは病気に対する抵抗力が低下し症状がより重くなることが考えられます。

ですのでワクチン接種をおこない未然に防げる病気の予防に努めましょう。

当院では3種混合ワクチンを使用しておりますが、主に生ワクチンとよばれるタイプのものです。

生ワクチンは病原体を猫ちゃんが悪さを受けない程度にまで弱毒化しワクチンにしたものです。


もう一つは不活化ワクチンとよばれるタイプで、病原体を完全に死活させてつくられたワクチンです。

一般に生ワクチンのほうがより強い抵抗力が得られると考えられること、不活化ワクチンに使用されるアジュバントという成分が以前は注射後にしこりをつくってしまう事がより多く見られたことから当院では生ワクチンを選択しています。

ところがこの生ワクチンですが弱毒化しているといっても、白血病ウイルスやエイズウイルスで抵抗力が低下している猫ちゃんでは悪さをしてしまうかもしれません。

そのため上記ウイルス陽性の猫ちゃんには不活化ワクチンを使用した方がよいです。

当院では現在不活化ワクチンは常時在庫しておりませんので、来院時にご確認ください。

初めての病院でワクチンを接種される場合は感染の有無を獣医師に伝えてください。






2022-02-09 09:00:00

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猫のフィラリア症ムービー(リンク先に動画があります)
https://www.nekomamo.com/parasite/filaria/movie/

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